2019年03月31日

自動車博物館に行ってきた

 訳あってよっしーを軟禁しなくてはならなかったので、ひさしぶりに行ってきました。ホントはこまつの杜に行くという選択肢もあったんだけど、天気が悪そうだったのでこっちへ。
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 博物館なので、さすが!と思うような車種が展示されています。
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 しかもこれらは、すべて個人のコレクションによってできていると言うんだから驚きです。
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 ただし、個人の努力が偉大であることは間違いないのですが、何かが足りないような気がすることも、あるにはあります。例えばこの写真とかね。
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 それでも素晴らしい展示品の数々。もっと年配の方のほうが、より楽しめる気がすると思うけどね。ちなみにわたし自身の年代的なものもあって詳しくはわからないのですが、日々の暮らしの中で活躍したようなクルマが多数展示されているというのがポイントらしいです。日々の暮らしの中で活躍していたからこそ、使い倒されそのまま廃車になっていった、そんなクルマたちに光を当てるというのが、この膨大なコレクション群の始まりだったそうです。

 スカイラインは、初代からR34まで、一通り揃ってますよ。「スカイラインの名称は不滅である」の文字が、今となってはなんだかせつない。
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 R33を見ると、なんだか懐かしい気分になります。わたしが乗っていたのは、GT-Rではありませんでしたし、正直畏れ多くて乗りたいとも思いませんでしたが。
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 まぁベタな評価ではあるけれど、これまたなんだかせつない。
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 新日本プロレスをV字回復させた、木谷高明氏のことばとして、「すべてのジャンルはマニアが潰す」というものがあります。何にでも応用できる格言だなぁとは思っていたけれど、これを書くにあたってちゃんと調べたところ、実際には次のようなものらしいですけどね。

コアなユーザーがライトなユーザーを拒絶していたがために、プロレスが衰退していった面もありました。僕は“すべてのジャンルはマニアが潰す”と思っていますから。


 個人的にはR32で復活したGT-Rによって、スカイラインの名声が高まったことは間違いないと思っています。その一方で、本来スカイラインは4人乗れる、スポーティーで少し上級なファミリーカーってジャンルではなかったのかと。その点がR32では弱かったために、R33で改善を図ったはずなのです。それを、「スカイラインの迷走」と断じるのは違うかなぁと。もしホントにスカイラインの迷走というものがあるとすれば、実はR32から始まっていると思っています。正確には、ライトなユーザーにも受け入れられるように作ったR33に対して、R32を絶賛するようなコアなユーザーが批判したことで、スカイラインというジャンルが衰退したと。それ以前に、セダンが売れなくなっていった時代とも重なるので、スカイラインの衰退を止めようって話は、たらればの話でしかないと思うのでこのへんでやめときますが。

 そうそう、V35スカイラインがないように、21世紀の新しい車がないのですよ。あと、クルマの収集に心血を注いだ創設者が亡くなったからか、なんとなく展示がアップデートされている感じがしない。いい学芸員とかいたら違ってくるかもしれないのにね。そんななか、最新のクルマと思われるのがこれでした。
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 あと、写真は撮らなかったけれど、東日本大震災に際して移動美容院となったマイクロバスってのもあったなぁ。津波で写真など、思い出の品も流されちゃって、そもそも美容院にも行けない、行く気にもなれない。そんな女性たちのもとを無償で回って、カットしたりセットしたりしたあとに、写真も撮ってたんだって。メカとしてのクルマではなくて、ドラマを携える存在としてのクルマ。とっても21世紀的だと思うんだけど、惜しいのは外に置いてあるだけって感じだったことだな。
posted by てつりん at 22:03| Comment(0) | 試乗記・クルマ談義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする