2008年08月07日

鉄道の”瞬”を映す

 全体で3泊4日、そのうちの後半部分、1泊2日の山ごもり出張に行ってきました。出張といってもそんなに忙しいものではないらしいと聞いていたので、こういう時にこそじっくり本を読もう。そう思って積ん読になっている本を数冊持って出かけました。

 ところが意外と忙しい! わたしなんぞに何を聞きたいことがあるのだ(わたしの仕事内容をご存じの方なら、わかる人にはわかると思います)と思っていたのだけれど、次々とお客さんがやってくる。そんななか、これくらいならすぐ読めると思って、取りかかったけれど結局読み切れなかった本を1冊。田中康夫が知事選に出馬するとか、小渕恵三がどうとか、ちょっと出版時期は古いのですが。



 この人の写真が好きなんです。なんというか、鉄の写真のようでいて、それだけではないところが。鉄道を撮っているように見えて、その背後にある地元の風景や空気感なども含めて切り取っているところが。そんな彼の写真らしい文章を、つまり鉄道写真家だけにとどまらない顔を、日々の思惑や感じたこと、飲んだ酒のことなど、どうってことない世間話程度の日記の中に見せてくれる1冊です。

 鉄道写真をやっている人間は、鉄道や写真のことばかり考えていればいいなんてことは、絶対にないと信じています。これはほかのことであっても同様で、ユーミンのすごさは音楽以外のことにも相当なエネルギーを投下して、それが音楽という形の作品に幅を持たせているところにあると信じています。野球しかやってこなかったプロ野球選手と、野球漬けのなかでほかのことも考えたり、実行したりしてきた人間では、いつか差がついていくと信じています。わたしが仕事を極めようとするあまり日々仕事のことばかりを考えて、土曜も日曜もないような状態でいればいいなんてことはないとも信じています。同業者で飲みに行くと、仕事の話しかしないような人がいますが、そういうのはダメだと思うのです。そういう人は、早くぼけるとも聞きますし(爆)。

 で、鉄の写真のようでいて、それだけではない写真を撮る真島満秀氏や、彼の写真事務所スタッフ。本そのものはインターネットにダラダラと掲載された日記を本にしただけのものらしいのですが、言葉の端々に写真を撮った人間の奥深さを感じさせられました。ただし、出張中に全部読むことはできなかったのですが。
posted by てつりん at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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