どこぞの店員か何かが、わたしにコンタクトレンズを薦めるんです。メガネは夜に運転するときとか、夜に字を書くときだけのものなので、コンタクトなんて必要ない。そもそも、到底メガネのいるような視力ではない。夜に運転するときとか、字を書くときだけコンタクト着用? そんなバカな。そもそも目に異物を入れるということ自体が怖い。
それでもかなり執拗に薦めるので、試しにつけてみるくらいならいいかな。目に異物を入れるなんてものすごく痛そうだと思いながら左目にまず入れてみると、痛くない。しかも視界が気持ちよく開けたような気がする。おぉ〜、こういうのも悪くないかも。調子に乗って薦められるがままに右目にもコンタクトを入れてみる。ところが何があったのか、激烈に痛い。目からは涙なのか血なのか血小板なのか、よくわからない液体もにじみ出す始末。それでも右目への装着を完了させ、真っ赤に充血した右目を鏡で見つつ、こういう景色も悪くないかもと思う。とりあえずコンタクトというものを体験したし、今回はそれで充分。はずすことにしましょうか。
ところが。どうやってコンタクトをはずすんだ!? さっきまで執拗に薦めていた人は、いつの間にかいなくなっている。どうするんだよこれ〜!という心の叫びを上げたところで、これが夢だとわかったのでした。これに懲りてコンタクトは避けようと思います。興味もなかったけど。
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