2012年01月19日

いちばんでんしゃのしゃしょうさん

 正直なところ、最近みっちゃんに絵本を読んであげるのが面倒です。理由は、内容のレベルが上がってきていて、それだけ文章量も増えているから。1冊が長いんだよね。

 で、今日保育園から借りてきたのは、「いちばんでんしゃのしゃしょうさん」という本。
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 本文はすべてひらがなですが、文字の量としてはなかなかのボリューム。欄外には三鷹車掌区とか自動起床装置、側灯、輸送指令といった漢字が。これはちびっこ向けの本の隅によく小さい字で書いてある、「おうちの方へ」の部分みたいな扱いだけど、なかなか侮れない。三鷹車掌区から中央線各駅停車に乗って東京まで、そして折り返して三鷹までの乗務を綴った作品で、前日からの車掌区泊、自動起床装置での起床、出勤時の駅助役とのやり取りや車掌の持ち物、電車や駅で車掌が操作する部分のこと、緊急停止時の対応、輸送指令から車内の忘れ物を確保するようにとの指示が出るなど、とにかく描写が丁寧。

 で、文の作者である竹村宣治さん。何者かと思ったら旧国鉄に入社し、中央線の車掌を約30年間続け、JR東日本を早期退社した方らしい。そしてこの作品がデビュー作であると。もう少し調べたところによると、大阪の詩や小説、エッセイなどの学校で学んだらしい。

 鉄道業界で働きたい人はたくさんいるだろうに、その職をなげうって物書きの世界に踏み出した人。物書きの世界に身を置きながら、なぜだか政治の世界に踏み出した人。うちの会社だって人によってはあこがれの業界なんだろけど、社内の誰もがあこがれの業界に身を置いているという自覚があるとは限らない。そう思うと、人生もいろいろだな。やっていることとやりたいことが一致していれば、もっと楽に楽しくやっていけるんだろうけれど、やりたいことも時を経て変わっていくことだってあるだろうし。竹村さんの、これからもたくさん登場するであろう作品に期待して、きょうは締めとしましょう。
posted by てつりん at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 育児(おもちゃ・絵本・買い物) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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