試合の結果とかはニュースや新聞でどれだけでも雰囲気はわかるけれど、開会式と閉会式はかなり省略されて伝えられる傾向がある気がしたので、録画してかなりまじめに見ました。
開会式。どうしても「この人はいつの間に出てきたんだろう?」とか、「この演出はどこでどうなっているんだろう?」といった視点で見てしまいます。その後の選手団入場。当然、「それ、どこ?」みたいな国がわんさか出てくるわけですな。なので解説用に、地図帳を出してきて、最初のページを開くわけですよ。で、横から「ここ」。「ここ」。「このあたり(正確にはわからないので)」などと指差すわたし。インドとかを、わざわざ指差したりはしませんよ。
個人的にはあたり前のことだと思うわけですが、相当マニアックな国でも「このへん」って瞬時に指さすわたしを見て、さとは改めて感心したんだとか。まぁ、わたしにしてみれば当然のことで、赤道ギニアのほかにギニアとギニアビサウという国があって、後ろ2か国と赤道ギニアは想像以上に離れているなんてことを知らなかったなど、心のなかではちょっとした屈辱を味わったわけなのですが。なお、ドミニカとドミニカ共和国があるように、コンゴ共和国とコンゴ民主共和国があるってのは常識です。イランとイラクとイクラとオクラがあるのと同じですな。
で、こうした会話か選手入場に感銘をうけたのか、さとがこういう本を注文しました。「完全版 こっきのえほん」。
この手の本はわたしも別途持っていて、「CD付き 世界の国旗国歌(1998年 大泉書店)」とか。この本もデータが古くなったことを除けばまずまずなんです。まずは主要国もそうでない国も、国旗の大きさは同じ。国に関する解説は、軽重がつけられちゃっているのですが。
ところがさとの注文したのは違う。どこの国も同じ大きさ、同じ情報量で書かれている。超大国だろうが小国だろうが、独立国として対等である以上、軽重をつけて扱わないのは、実はすごいことだと思っています。。しかも、大きい。本のページの境目付近に写り込んでいるのは、単3電池です。

なので、国旗に妙なマークがついているのはわかるけど見えないとか、なんか文字が書いてあるけど読めないとか、そういったことがない。いや、見えるけど読めないってことに変わりはないんだけど。もちろん東ティモールは常識。南スーダンだって入ってますよ。変遷著しいアフガニスタンの国旗も、ちゃんと最新版。資料としてオススメの1冊ですが、あくまで絵本なので大人向けの情報量を求めるとがっかりするかも知れません。
【関連する記事】