2007年03月25日

CX−7に乗ってみた

 CX−7に乗ってきました。なんだそれ?って思われそうなので、リンクを貼っておきます。見てやってください(笑)。

 こういう表現は嫌いだがトヨタで言うとハリアー、日産で言うところのムラーノあたりとガチンコ勝負できたらいいなってところか。三菱のアウトランダーのように実用に振ってないこともあり、同じような排気量でもアウトランダーの車格は一段落ちる感じ。北米向けに作ったいわゆるSUV。でも無骨な感じではなく、SUV風の姿形に、高級セダンもしくは高級スポーツセダンの乗り味を掛け合わせたイメージのクルマ。ムラーノ以上に日本国内で売る気がないと思われるモデルなだけに(爆)、上のリンクでもクリックしないと一生お目にかかれないかも知れないというのは冗談では済まないかも。

 行ってびっくりしたんだけど、試乗車も展示車もない。そしてなぜか中古で売られているCX−7が1台。もしかしてもう、試乗車を中古車にしちゃった!?さすが北米メインと目されているモデル、売る気がない(笑)。と思ったら試乗車はまるでお客さんの車のように、至って普通に駐車場の中にとけ込んでいました。担当営業マンに聞かなかったら見つけられなかったと思う。まずはさと運転でいつもの試乗コースを走る。

 エンジンはマツダスピードシリーズやMPVに搭載されている、DISIと名付けられた2.3L直噴エンジン+ターボ。ただしCX−7はMPVと同じ、スペック控えめ実用仕様。途中で運転を交代して走ってみましたが、正直これだけでかなり速いです。評論家的には高回転の伸びがとか言われるかも知れないが、そこまで回していないので知らないし、知ろうとも思わなかった。北米メインのクルマらしく、北米大陸的(?)に、低回転からの力強いトルクを活かしてまったりと走らせるのがお似合いだと思ったからね。言われなかったらターボだとわからないくらいにさりげなく、でも力強いトルクが感じられます。

 ATはMPVにも搭載されている6速。でもなんとなくだけど、シフトアップのパターンが違う気がする。MPVは燃費優先なのか、かなり素早く6速に入る感じがするのだが、CX−7はそこまでではない。街乗りだと5速までしか使わない感じ。そして結構かっちりした足回りは好みだな〜。これを乗り心地が悪いとか、突き上げ感があるとかされちゃうこともあるかも知れない。でも段差があるとか、実は若干うねっているとかいった路面状況がわかる方が安心感があると思う。そんなわけでモノとしては、マツダらしくよいと思います。高めのアイポイントやゆとりのターボエンジン、作りのよい大きめなシートなどがもたらす気持ちよさ。こういうのが好みなら買いでしょう。

 ただ同じ高級SUVとして売るハリアーと比較して、内装が決定的にチープ。安っぽいわけじゃないけれど、高級感を出そうとして作った内装ではないだけに、高級SUVという先入観が強すぎるとがっくりくるかも。実際のところアメリカ人はCX−7を高級車として買っているわけじゃないと思うので、北米向けに売るなら実用車レベルの内装でいいんだと思う。でもライバル(?)のハリアーは、北米では高級ブランドレクサスの一員として売られているからねぇ。そこのところの差と、さらにはトヨタとマツダのネームバリューの差、ハリアーとCX−7のネームバリューの差を加味すると、、、国内では売れないだろうな。だからせめて道で見かけたら、暖かい視線を送ってあげてほしいと思います。そして周辺の人に聞こえるように、名前を売ろうとする気持ちを込めつつ、「あっ、CX−7だ!」と声をかけてあげましょう(笑)。

そのためには姿形をあなたの瞳に焼き付けるしかないよね!?
posted by てつりん at 21:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 試乗記・クルマ談義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
う〜ん。
セグメント(って言い方も嫌だけど)的には、昔あった「ナディア」とハリアーの間って感じを受けたんだけどな。内装から見てそんな感じ(^^ゞ。試乗までするつもりもなく、帰ってきました(どのみち、5人乗りってところで、すでに今のウチの選択からは、はずれる)。
DISIターボは、フォードにV6の開発を認められなかったための苦肉の策と言われることが多いですが(実際そうなんでしょうが)、まぁまぁなフィーリングだと思います。
Posted by なゆ at 2007年03月28日 06:07
ナディアとハリアーの間と言われて、日産ルネッサを思い出しました(笑)。確かにそのあたりの方がしっくり来るかも知れません。

ちなみに中古車があるのは、納車時に色が気に入らず、それを速攻下取りに出して別の色を買ったかららしいです。すげ〜。
Posted by てつりん at 2007年03月28日 23:33
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