2013年08月06日

山賊に行ってきた

 15年くらい前のことでしょうか。スカイラインに乗ってた頃だから、それくらいになるかも知れないねぇ。交通量の多い京都〜神戸間を避けようと高速に乗ったことを除いてほぼ下道で、鹿児島まで往復してきたことがありました。夕方に鹿児島を出て、途中寝たとはいえ、翌日の夕方になってもまだ門司にいたことは印象的でした。九州って、意外とでかいんだなと思って。

 で、国道2号線の山口県内で、印象的な景色を見ました。岩国の少し西側から東に走っていると、道路沿いに建物が点在して、明るかったのに、突然山あいの道に変化する場所があります。周囲は真っ暗で、交通量も急に減るんですが、突然闇の中にこんな景色が現れるんです(写真は最近のものです)。
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 15年くらい前にここを通ったときは、夕方に門司にいて下道を走っていたことを考えると、夜中だったと思うんです。こんな景色を見たら、これってなにかな?って、思うじゃないですか。夜中なのにこの明るさで。でも、どこからクルマが集まってくるのか、とても賑わっている感じで。ところが結構スピードが出ていまして、そこには入れなかったんです。

 あとで引き返して、戻ろうかとも思いましたよ。でもね、道に迷った旅人を惑わす、狐や狸の話ってあるじゃない? 引き返してみて、もしこの場が存在しなかったら? そんな、スピリチュアルな感じの、なんとなく怖いところだったらどうしようと思って、引き返せないまま時は流れていったのでした。

 ところがこの店は実在しないような幻の存在ではなくて、ちゃんと山口県玖珂町に存在する、いろり山賊というお店であることを後に知りました。で、見てないけど、秘密のケンミンSHOWなんぞで紹介されちゃうような、地元民ならだいたい知ってるような有名スポットなんだとか。これは行かずにどうしますか!? というわけで8月1日の夜、津和野から次の目的地、呉へ向かう途中に、15年くらいごしの山賊訪問となったのでした。


 正直、こんな楽しそうな店にひとりで行くのははばかられる感じもしますが、ひとりだからいいんです。入り口でまずは食券を買うというのがこの店のシステムのようです。とりあえず山賊と名のつくものは食べてみよう。というわけで、ものすごくでかいおにぎり、山賊むすびを。皇(すめらぎ)ロースも気になるけど、路銀が心もとなくなっていたので、皇ロースを使っているらしい串かつを。野菜も食べなきゃねってことで、奴サラダも。ここで素直に店員さんに聞いてみました。「これでひとりだと、多いですか?」って。「そうですね」との答えが返ってきたので、おいしそうに見えた餃子の、計4品を注文しました(笑)。

 ものすごく広大な敷地内の、どこに座ってもいいそうです。ただし、屋根があるとはいえ、山賊だからでしょうか。基本的には屋外で食べるスタイル。虫よけを車内に置いてきてしまったので、蚊に刺されまくりました。で、座った場所の近くを通りががったスタッフを捕まえて、食券を渡して名前を告げれば注文完了。あとは周囲を観察しながら、料理が出てくるのを待つだけです。
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 山賊むすびの大きさに注目! 中身は3種の具材が入っており、これだけでお腹いっぱいになりそうです。ところがしまった!と思ったのが、山賊焼きも名物の人気メニューだったってこと。

 しかし、実に不思議な光景が広がっています。夜だからってのもあるのでしょうが、ここって現実なのか、夢なのか。山の狸や狐に化かされているんじゃなかろうか。でも楽しいところだなぁ。縁日もあるし。

 で、ふと、「あ〜、楽しいところだなぁ。もう、帰りたくなくなっちゃった」とひとりごとをつぶやいたら、「じゃぁ、ずっとここにいてもいいんだよ。そうする?」と、子どもの声。ここで返事をしたら、二度とここから出られなくなる・・・。とかね。永久に、山賊の夢のなかをさまよい続ける、とかね。いや、そんな、なんだかちょっと怖くてはかない夏の夜の夢が詰まっているような場所にも思えてねぇ。実際のところ、そんな心霊スポットみたいな話はないんだろうけど、そんな気持ちにさせるくらい現実離れしたところに、わたしの目には映ったのでした。
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 最後に、お食事中の方はごめんなさいね。小便器への小細工がおもしろいので撮ってしまいました。
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 ここに豪快に放尿して、氷を溶かしてやろう!って思いませんか(笑)? 男ならわかっていただけると思うのですが。そんな男の心理を逆手に取って、狙いを定めさせることで、トイレの汚れを防いでいるのか?と思うと、この店はなかなかのアイディアマンがいるんじゃないかって思いましたよ。この店の存在自体が、アイディアマンのすることだと思いますがね。料理の質と店の雰囲気などを考えると、リーズナブルで楽しくて、実にいい店だと思いました。21時頃だったので、ほとんど大人でしたが、子どももちびっ子も楽しめる店だと思います。
posted by てつりん at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | おでかけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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