2014年01月08日

たこか、いかか?

 すっかり正月気分も抜けた感じですが、きょうはこういう画像から。ネットから拝借してきたものですが、もの自体はとっくに著作権が切れているはずのものです。

2014010801.jpg

 幕末の物価上昇を風刺したものとして知られている史料です。手の届かないところにまで、高く上がっていったということを、凧揚げになぞらえているわけです。同様のものとして、高い木に引っかかってしまって取れない、という史料もあります。

 ところで史料の右上のタイトル(見えなかったらごめんなさい)、「当世のぼり凧」って、読めますか? 「とうせいのぼりたこ」、もしくは「だこ」でしょう。と思って見ると、実は「いか」と読みがながついています。つまり、「当世のぼり凧(とうせいのぼりいか)」が正しい。たこのことを、いかと読む!? 

 ちょっと調べたところ、江戸ではたこと言うので、それに対抗して大坂ではいかと読んでいたらしいです。明治の初め頃までも、江戸ではたこで、大坂ではいかだったと。ところが次第に、凧のことをいかとは言わなくなっていったようです。飛んで行くものに足をつけてひらひらさせる感じから、足がたくさんあるものだったら何でもよかったのかもしれません。

 なお外国における、日本の凧のことをなんと言うのか。英語ではトビのことらしいです。さらにはドイツだと龍。ベトナムだと鳥。スペインだと彗星なんだとか。というわけで、正月っぽい話でした。
posted by てつりん at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事っぽい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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