2014年10月26日

最期の旅路

 実家にあって、長らく走っていなかったアリオンを動かしてみることにしました。車検が終わって1年くらい動かしていなかったので、エンジンがかからないのは当然のこと、キーレスも反応しません。バッテリーが完全に放電してしまっているんです。そこでまずはJAFを呼びました。幸い平成14年式と結構古いので、鍵穴はうちのプレと違ってありますから、ボンネットを開けることはできました。
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 12年前のクルマとは思えないくらい、内装はとても綺麗です。オーナーは知る限りフェローマックスハードトップに始まり、2代目カリーナセダン確か1600、初代カリーナED 2L Gリミテッドと、歴代の愛車をものすごく大事にしてきました。しかも新車時からの走行距離が34,369km! そしてこれから人気の出そうな4WD。
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 不十分ながらブースターケーブル接続によってエンジンはかかりました。灯火類やエアコンは動くことを確認し、おそるおそる走りだしましたが、タイヤがきちんと転がっていないような音がしました。見た目通り、タイヤの空気圧が相当下がっているのでしょう。それは予想通りだったのですが、ブレーキを踏んだ際の音が文字で表現できないような音でねぇ。正直、かなり怖かったですよ。それでも販売店に到着する前に壊すわけにも行かないし。後に来たクルマにはすみやかに道を譲るなど、最新の注意を払ってトヨタの販売店に到着しました。

 不動車でも買い取りますって業者があるけれど、そういうところに大事にしてきたクルマを出すのもどうかと思い、お世話になっていたトヨタの販売店へ連絡。事情を話し、懇意にしていた担当さん(わたしでも名前は知っていました)に最期はお願いしようと。いくらで売れるかわからないけれど、あとの処理をお願いしますと言ってきました。


 なんかね〜、しばらく一緒に行った妹も含めた3人でしばらく話していたんだけど、60を過ぎて再雇用されたような営業マンだと、長年の顧客がたくさんいるみたいね。なんでも、10くらい年上の人が多いんだって。で、だんだん自分の顧客がいなくなっていくなぁって。なんだかクラウンとかに乗っているような、おじいさんの顔とかが浮かぶような話でした。
posted by てつりん at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 試乗記・クルマ談義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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