2016年12月04日

宇宙図書館聴いてます

 敬愛してやまない松任谷由実の38枚目のアルバム、「宇宙図書館」を手に入れました。Macの前も、プレの車内も、毎日宇宙図書館ですよ。ツアーももう始まっているんだけど、このへんに来るのはまだまだ先ということで、当面予習の日々が続きそうですがね。
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 いろいろと批判的な文脈で語られることも多い人のような気がするけれど、それでもこの歳にしてアルバムを作り、ひさしぶりにオリコンの週間1位を取って、公演日と公演日の間隔についてはそれなりのお歳を感じさせるもののとてつもない本数の全国ツアーに出るって、それを女王と呼ばずしてなんと呼ぶ!? というわけで、個人的に宇宙図書館というアルバムについて思うところをあれやこれやと書きます。


 そうねぇ、実は、なぜかなかなか個別の曲の印象って不思議と浮かばなかったんです。例えばオープニングの「宇宙図書館」は、いわゆるオタマジャクシの動きだけで図書館を感じる(たとえ歌詞がなかったとしても図書館の気配を感じる)できばえであるにも関わらず、詩と重なり合うことでより重厚な世界を表現していると思います。

 ところが次の「残火」。真田十勇士という映画の主題歌で、時代劇の主題歌を書くのは初めてではなかったかな。以前ロックなアルバムを作りたいと話していたことがあって、この曲が最初に公開された時は、「あぁ、こういうテイストのアルバムになるのか」と思ったものだけど、何度も何度も全体を通して聞く印象はどうも、いや全然違うなと。残火の存在が、アルバム全体を通して異質なものに感じられたくらいです。

 しかしようやくわかってきた気がするというか、こういうところに書ける程度には宇宙図書館の世界が理解できてきた感じがします。宇宙図書館特設サイトにある、次のユーミンのメッセージが、ようやく自分なりに解釈できるようになってきたとでも言うのかな。
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 そうねぇ、ふとした拍子に、記憶の引き出しが開くとでも言うのかな。ある程度長く生きてくると、「こんなことって過去にもあった気がする」って感じたり。忘れていたことだけど、もう思い出すこともないと思うことすら忘れていたようなことだけど、思い出してしまったり。それって、自分自身の宇宙図書館に触れた瞬間なのかなぁと。そういう意味ではこの街のいろんなところに、宇宙図書館への入り口がある気がする。ある時は口を開けて、ある時は扉をじっと閉じて。

 そんな引き出しを開けてくれそうな珠玉の名曲が詰まっております。なんだかステマみたいですな(笑)。どの曲もそれぞれに味わい深く、曲順すら作品のうちかとも思うのでシャッフルをかけずに曲順通り堪能しております。でも個人的には、「宇宙図書館」や「残火」のほかにも、歌詞を意識しなくても洋楽のように気持ちよく聴ける「星になったふたり」とか、山下達郎のツアーでお見かけしたコーラスのハルナさんの仕事がステキな「君(と僕)のBIRTHDAY」もいいかな。オススメですよ。唯一の不満は、せっかくの歌詞カードがとっても読みにくいというか、開きにくいことです。
posted by てつりん at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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