2017年10月15日

手紙

 小谷美紗子って知ってます?

 一時期よく聴きました。FMから火がついた感じのアーティストだと思っているんだけど、わたしが最初に知ったのもFMからだったと思う。このあたりでも一定の人気があったのか、ライブにも何回か行った記憶があるなぁ。でも一時期、ちょっとその音作りは彼女の持ち味と違うかなぁって感じの違和感を抱いたのか、わたしのなかでは勝手に疎遠になっていました。

 ところがだいぶ前にプレに乗っていた時に、さとのiPodから車内に流れてきたのが小谷美紗子で、改めて聴くとやっぱいいんだよね。で、ふと気になって、今はどうしているのかと調べて、公式サイトに行き着いたのでした。そして20周年のベストアルバムが出るってことからたどり着いたのがタイトルの曲。


公式なものがちゃんと存在するので、よろしければお聴きくださいな。幼少の頃の本人も登場します。



 正直、やられました。かつていいと思った、小谷美紗子節全開。そして終盤の歌詞でトドメというかダメ押しをしてくる。
ああ 私は大丈夫 誰に何て言われようと
そう 私は悔しくない だって自分を信じてるから だってあなたを信じてるから


 歌詞というものは特定の何かをイメージして作詞者が創っているものだと思うし、それが小谷美紗子であればなおさら強くイメージしているのだと思うんです。かつてはプロテストソングの女王と言われた時期もあったと、わたしは記憶しているくらいだしね。でも、特定の何かをイメージしていながら、聽く者にとっては別の何かを想起させることもあるものです。

 わたしにとってのそれは、完全に仕事のイメージでした。日々、もやっと考えているけれど、たしかに心の奥底で考えているようなものの感じ。正直、誰に何を言われたり思われたりするかもわからないからこそ、自分自身の力量を信じて、同時にそれを受け止めてくれるお客さんの力も信じないと、わたしのような小心者は恐ろしくてライブなんてできないんだよ。信じていたとしても、それでも怖いから、できる限りに完璧な譜面を書いてステージに向かう。自分自身の力量も、お客さんの力も信じられないくせに、適当な譜面を書いてステージに立った挙句、お客さんのせいにすらするようなパフォーマーの存在があったりすること自体、信じられないし絶対に許せないくらいにね。

 なお、小谷美紗子のイメージする「手紙」の歌詞の内容は、京都府日本海側の宮津という町から出ていくときのものらしいです。「still have us」で、京都に海があるなんて誰も知らないって歌っているけれど、そんな京都の海に降る雪を想って書いたのが、デビュー曲の「嘆きの雪」らしいですよ。

posted by てつりん at 01:20| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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