2017年10月25日

ちいちゃんのかげおくり

 学校で何をやっているか、ということはあまり言わない姉なのですが、最近話題にするのがタイトルのものです。わたしはやった記憶がないんだけど、82年の作品だからなのでしょう。結構昔から存在するものらしいですね。別の機会に読んだことがあるのですが、読んだ者としては涙なくしては語れないレベルのものだと思います。

 で、姉が話題にするもんだから、ひさしぶりにネットで探して読んでみました。姉の話題の内容は、ひとつはかげおくりができるかどうか(そのような遊びは実現可能かどうか)。個人的にはできるけど、やるんだったら日差しの強い日がいいと思うなぁ。あと、できるならば、やりたくないなぁ。いわゆる、死亡フラグが立つ気がして。ふたつめは、ちいちゃんは死んだのかどうかということ。個人的には死んだと思うけど、別の答えを期待して、「う〜ん、どうかなぁ?」って感じで言葉を濁してみました。ちなみに姉の答えは、「女の子の命が空に消えました(本文の内容)」だから、死んだというもの。あってるんだろうけれど、まぁ、答えとしては特におもしろくはないよねぇ。

 ちなみに、焼け落ちたちいちゃんの家の跡に、はす向かいのおばさんがちいちゃんを置いていくところ(ちいちゃん本人が同意したとはいえ)と、最終的にちいちゃんがひとりで亡くなってしまうことは、戦中の社会状況を知るものとしてはありえないことなんだそうです。あのような時代でありながらも、人は助け合って生きていたので、ちいちゃんのようなことはありえないと。その一方で、作者のあまんきみこ自身が満州から逃れてきた人なのだそうで、国内ではありえないようなちいちゃんの状況も、敗戦前後の満州ではありふれたものだったからこそ、そのような描写になるのではないかとのことらしいです。

 こんな感じで、言い知れぬ理不尽のようなものを、国語の教科書で感じた最初の記憶は、個人的には「ごんぎつね」かなぁ。もしかしたら理不尽が、無常観とか諦観とかに少しずつ形を変えながら、平家物語とか方丈記とかにも続いていくのかもしれません。
posted by てつりん at 00:18| Comment(0) | 仕事っぽい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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