ディーゼルデミオに限らず、マツダのディーゼル車は、DPF再生というものが定期的にかかります。ディーゼルエンジンの燃焼で発生するススを、特殊なフィルターでキャッチしているのですが、そのフィルターに付着したススを、多めに燃料を噴射することで定期的に燃やしているのです。なのでDPF再生中はものすごく燃費が悪くなります。また、基本は燃やすことでススを除去しているので、市街地のチョイ乗りを繰り返すとススがたまりやすく、なおかつ燃焼もしにくくなります。比較的高回転になる高速道路など、長距離を乗ることでディーゼルの特性がより発揮されるだけでなく、DPF再生の頻度を通常の状態に保つ効果もあるのではないかと思われます。
そのDPF再生中にエンジンを切ると、そのままエンジンがかかっているような音が出続けるのです。それを見た人が、エンジンがかけっぱなしになっていると思った、というのが事の顛末だったのでした。でもなぁ、かれこれ4年以上乗ってきて、この件について誰かに何かを言われたことはなかったんです。例えば近所の人から、エンジンがかけっぱなしになっていると言われた、とかね。もちろん会社でも。だからその指摘してくれた人に対しては、なかなか鋭いものを持っているなぁって思ったのでした。
ところでこの、エンジンがかかっていると思ったかもしれないけれどかかっているわけではないって話をしているうちに、なんでそういうことが起こるのかということに興味を持った人が現れました。でもなぁ、その人はかつてディーゼルデミオに乗ってたらしいんだけど、なんで知らないの??? なんでも以前のことで、そんなこと忘れてたんだって。ちなみにその人はDPF再生のあれやこれやがイヤになって、今では別のクルマに乗っています(爆)。でもねぇ、知らなかったんだけど、ディーゼルデミオの前は、レクサスに乗ってたんだって。レクサスに乗っていたときに、なんでか忘れたけどディーゼルデミオに試乗して、すぐ買ったって。DPF再生についてはいろんな意見や思いがあるのは知っていますが、わたしの場合は今のところ、そこまで困ってないなぁ。たぶん壊れるまで乗るか、でも壊れても、年数と程度によるけど直して乗ろうとするだろうな。そして、ロードスターに買い換える日をじっと待つのです。
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