のと里山海道を走って、別所岳PAへ。少し歩くとなかなかの絶景が楽しめます。

写真ではわかりにくいのですが、富山湾の対岸の立山連峰などが見えたりします。写真の中央より右側、水平線の彼方に、雲のように見えるのが対岸の陸地ですね。そういえばこの逆で、親不知から能登半島を見ることもできます。

第一の目的地にして、最大の目的地。道の駅イカの駅つくモールです。九十九湾(つくもわん)の遊覧船も出ているので、それも掛けているネーミングのような気がします。九十九湾の遊覧船も楽しいし、実はリアス海岸だということも乗るとわかるのですが・・・、船嫌いのさとがいるのでパス。

むしろ通称イカキングのほうが有名ですね。新型コロナウイルス感染症対策の国の地方創生臨時交付金約2500万円を充てて作ったという。でも、これを省略して、「新型コロナウイルス感染症対策の約2500万円を充てて作った」という雰囲気で報じるから笑われちゃうのです。要するにコロナ後を見据えて、人々の集まる地域おこしスポットを作ったということなんだけどなぁ。交付金が使える4つの目的のうち、感染拡大の防止には絶対に当てはまらないと思うけれど(笑)、雇用の維持と事業の継続、経済活動の回復、強靭な経済構造の構築には、イカは当てはまっていると思うのだよ。密を回避しつつ、ほどよく賑わっていました。

イカ釣り漁船です。電球のようなものがたくさんついているのが特徴です。光でイカを集めるのですが、光が作り出す漁船の影にイカが集まってくるらしいです。何気なく停泊していますが、沖に出れば北の方の違法操業船と対峙したりする羽目になるなど、漁師さんの苦労は絶えないと思います。

イカスミソフトです。おいしくいただきました。正直、イカスミのクセはまったく感じません。あと、一瞬で胃の中に消えていきましたが、イカ焼きもおいしかった。

続いては恋路海岸。

恋路海岸には何度か来たことがあったけど、恋路駅に来たのは初めてだと思う。でもたぶん、小学校の時の合宿で恋路駅を通り過ぎているんだと思う。まだ国鉄能登線というものがあった頃のことだな。恋路行きのきっぷは、今でもすぐ近くの宗玄酒造で買えるそうです。

恋路駅から、西側のトンネルです。かつてはこの先に金沢があって、さらには大阪や東京へも線路がつながっていました。トンネル入口の右側に「し」の文字がありますが、能登線起点の穴水駅から順に、いろはにほへと・・・となっています。

これに乗りたかった・・・。コロナ禍で休止しているなんて(泣)。

気を取り直してランチへ。汝惚里で、ナポリと言うんだとか。でもね、名前はキラキラしてるかもしれませんが、味はまじめに実直にって感じですよ。たとえば、煮込みハンバーグ定食とか。

能登ハントウライスとか。ハントンライスじゃなくて、ハントウライスね。

その後は軍艦島に行き、

能登半島の最北端から

禄剛埼灯台へ。地球が丸く見えるような、見えないような。ちなみにここ、日本海から登る朝日と、日本海に沈む夕日の両方が見られる場所だそうです。

最後は千枚田へ。ついつい田んぼを見てしまいがちですが、遠くには七ツ島が見えます。水平線の左側の方です。

輪島で、石川県民のソウルフードと名高い、8番らーめんを食べて帰ってきました。

駆け足で回れば1日ですが、能登金剛や總持寺祖院なども含めると、奥能登の民宿とかに泊まるのもいいんでしょうね。当初はそういう計画もあったのですが、意外とお盆シーズンに予約が取りにくかったりして断念したのでした。

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