2007年07月29日

VOLVO C30に乗る

 白いワニとの決戦から帰ってきたら、固定電話に留守電メッセージが2件あったらしい。1件は選挙。確かに勤め先の関係で候補者支援カードを書きましたよ。いつになったらかかってくるんだよ、やる気あるのかよと思ってましたから(笑)。でも面従腹背ってヤツだからね(笑)。勤め先への義理であって、候補者への義理ではありませんから。そしてもう1件が、先日見に行ったVOLVO C30の試乗車があるので見に来てくださいという内容。ボルボでも量販モデルではないような気がするだけに、いつもあるとは思えない。これはぜひとも見に行かなきゃね。

 そしてきょう。スポーツクラブでひさしぶりに気持ちのよい汗を流して帰ってきたら、またしても留守電メッセージが。言われなくても行くつもりでしたが、やはりホントに今日行かないと見られない気がしたので行くことにする。店舗正面の目立つところに置かれていたのは、豊橋ナンバーの黒いC30。やはり次の週には、どこかへ行ってしまわれるクルマなんだろうな。実車を見ると、思ったほどアクは強くない感じのデザインで、さとの評価もぐっと高まる。以前応対してくれた店員は外出中ということで、「その間に帰ってくると思いますので、そのへんを試乗してきてください」。ええっ、そのまま帰ってこないかも知れないよ(笑)。というわけで外観をじっくり見ることもなく、とりあえず乗ってみることにする。「ぼふぅっ」という感じのドアの開閉音がすばらしいので、意味もなく何度も開け閉めしてしまいました。そしてドアが恐ろしく分厚い。

 乗ったのは中間グレードにあたるSE(348万円)。シートが本皮なんだけど、個人的にはそんなことはどうでもいい。買うなら割安なのに充実装備のAktiv(285万円)でしょう。最初はさと運転でスタート。ガソリンが残り少ない分軽くはなっているんだろうけれど、2.4Lの5気筒エンジンは結構いい感じで車体を加速させていきます。路面の段差を越えるときの雰囲気がすばらしいですね。気持ちのよい硬さというのは、こういうのを言うんだろうと。そしてダッシュボードはプラスチックだと思うのですが、安っぽくない。しかも触ると、なぜかふんわり柔らかい。慣れないものをあれこれ触っておかしなことになったら困ると思いながらも、なんとかオーディオのスイッチを発見してFMを聴く。あぁ・・いい音だぁ。さとが結構速く走らせていましたが、そのまま遠くに行ってしまいたくなるような気持ちよさがあります。

 途中で運転を交代。アクセルがかなり重い。右足に、意識的に力を込めないと、イメージ通りの加速をしない。でもアクセルを踏み込むことは刃物を振り回すことにも通じるということを再認識させられる。それくらいの意識を持って踏めよという、安全のボルボからのメッセージなんだと勝手に解釈すれば、それも悪くないと思えた。右折の合図を出したつもりが、ワイパーが高速作動してしまうことも含めて、慣れれば済むだけのことだと思うからね。ブレーキペダルに対しては、アクセルペダルのような重さを感じなかったのも、そうした思いを一層強くさせてくれた。なおATにマニュアルモードもついていますが、これも結構重い操作感です。しかし実に気持ちよく走ってくれました。口から感嘆のため息が、「ほぅわぁ〜〜」っと出るような感じです。きっとその時の顔は、恍惚の表情ってやつなんだろうと思います。

 ショールームに戻って、じっくり見たかったのですが、結構年配の夫婦が試乗に出て行かれたのであとでじっくり見ることにする。しかし動いていくことで魅せる角度を刻々と変えていくC30も美しいねぇ。若向けのデザインだと思っていたけれど、老夫婦が乗っても様になっている。あの人にはぜひ、C30を買ってほしいと思ったくらい似合っていた。帰ってくるまでの間に、C30の社内向け資料というものを見せてもらう。正直カタログがこれだと言われても違和感のないできばえで、さらには個人的にはカタログよりも好印象。ボルボというと硬派で無骨な質実剛健タイプ、悪く言えば地味でつまらないというイメージ。カタログもそんな雰囲気で作られています。でもこの資料はポップで斬新でクール。にもかかわらず、軽薄というのとは違う。そうか、日本国内におけるボルボのブランド戦略上、そういうカタログなんだろうけど、メーカーとしてはC30に対してこういう気持ちを持っているんだと感じることでさらに印象度アップ。

 そうこうするうちにC30が帰ってきました。やはり走りながら、魅せる面を変えていく姿は美しい。正直ホームページで見るよりも、実車の方が数段美しいです。遠くから近くから斜め上から、いろんな角度から眺めてみるんだけど、飽きない。「こんな形をしているのか」と、新しい発見を与えてくれます。見るうちに、最初はキワモノ系の斬新すぎるデザインだと思っていて、それがツボに入っていた面もあったのですが、意外と手堅く作られていることに気づく。斬新だけどボルボっぽさもはずしていないし、短い時間に飽きられるようなデザインでもないと思う。そしてタイヤハウス内側の処理も、きちんと樹脂パーツで覆ってあるんですね。ボルボにしては安いモデルでも、妥協はしていないようです。

 最後に、後席にさとと座ってみることにしました。2ドアの、ハッチバック型の車体ですからね。しかも縦方向にも横方向にも、絞りを入れたデザイン。どう見ても後席に、180cm前後の大人が乗れるとは思えなかった。乗る気もなかった。後部座席の居住性をうんぬんするのは、野暮ってことなんだろうと思って期待もしていませんでした。これで居住性が悪かろうが、頭が天井に着こうが、首が曲がってないと乗れなかろうが、C30の評価は何ら変わらないはず。しかし想像を絶する、居住性のすばらしさでした。先日乗った日産デュアリスよりもずっといい。デュアリスに対しては、「こういうSUV系のクルマなんだから、後席の居住性を多少犠牲にしてもいいんだろう」と変な理解を示していましたが、それは開発陣の怠慢と甘えでしかないと考えさせられました。だってC30で、ここまでできるんだから。店員には、「ボルボをなめていましたね」と言われてしまいました。ボルボかどうかはともかく、C30の後席に対しては間違いなくなめてましたよ。

 では買うのか?増車の必要性は皆無。プレ乗り換えの必要性もなし。したがっていいクルマなんだけど、現時点では買わないだろう。C30や店の対応などが悪いのではなく、うちらの買い時に不運にして出会えなかった、縁がなかったというしかないんだろうと思われます。5年後も国内で売られていれば代替候補に浮上する可能性は高いだろうけど、家族構成的に2ドアでいいのかという疑問もつきまとうだろうし。店員は近いうちに試乗車としてやってくるターボモデルの最上級グレード、T-5を見せたがっているようで、これで一気に成約に至らせようと鼻息荒そうでした(笑)。
posted by てつりん at 23:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 試乗記・クルマ談義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ボルボ・・・。
これがまたとんでもない車
周りには泣いた人がたくさんいる・・・。

例1ボルボーのメーカー一言
ボルボは通勤や普段乗る車じゃないですから
の事。

え、いつ乗るの?。
Posted by ぐっじょぶ at 2007年07月31日 07:20
悪い噂は確かに聞きますね(笑)。
ただマツダに乗ろうとしたときもいろいろと聞いたけど、
今のところなんともないし、気にしないな。

だいじょうぶ、たぶん買わないだろうから。
Posted by てつりん at 2007年07月31日 20:47
うん。こういうのってタイミングだよね。
まったく、うちには車買い替えよう〜って雰囲気ないもんね。
第一、あんなにいい車(プレね)、簡単に手放せないよね〜(笑)
Posted by さと at 2007年07月31日 23:51
新しい車欲しいな〜と思ってたら
シルビアのオールペン代に使ってしまいました。当分車はお預けです。

そして、あんな色やこんな色に・・・。
Posted by ぐっじょぶ at 2007年08月01日 00:01
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック