2007年10月28日

東京モーターショーに行く(目玉のアレ編)

 東京モーターショーといえば、これを楽しみに見に行った人は多いでしょうね。うちらはそのうち路上で見かけることになるだろう、国産現行車種や近日発売車種は見ないようにしてますけど。これとは、日産GT−Rのこと。

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せっかくなので、後ろからの写真も。

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 以前のモーターショーでは、確か「GT−Rコンセプト」、そのあとは「GT−Rプロト」という名前で出ていたと思うんです。その時も同じようにひな壇の上で、多くの注目を浴びながら、回転台の上で回ってましたよ。最初に見たGT−Rの印象は、未だに忘れられません。がっかり感を多分に含む、「なんだこりゃ〜」の気持ち。今回、実際に発売される形で出展されていましたが、基本的にはこれまでのコンセプトカーの流れを受け継ぐもの。それはそれで往年のスカイラインファンにはいいのかも知れないけれど、やっぱり見せられてがっかりしたのでした。

 理由その1。BNR34を最後に、Rではない普通のスカイラインはV35に、そしてGT−Rはいったん打ち止めとなったのは多くの人がご存じの通り。このときGT−Rはスカイラインと別れて、いずれ単独で日産GT−Rを名乗ることになるだろうという話だったと思うんです。そういう話に、これまでのR34までのスカイラインとは違う、これからのV35以降のスカイラインとも違う、日産の新しいスーパースポーツの形を期待したわたしが悪かったのか。見たGT−Rは、デザイン的にこれまでのR34の流れを引き継ぐものでしかなかったように思えたところにがっかり。

 かっこいい、かっこ悪いは見る人の主観によるところが大きいと思うので、GT−Rのかっこよし悪しを語るのはちょっとためらいがあるけど、主観的に見てかっこ悪いと思う。これががっかりした理由その2。正確にはかっこ悪いと言うより、美しくない。世界のスーパースポーツと勝負できるものを作るというのが、日産GT−Rの志として存在していたと思うんだけど、スペックだけでなく、美しさでも勝負して欲しかったな。速さはメカっぽい高性能感だけでなく、流れるような線の美しさでも表現できると思うんだけど。流れる線を折れ線のようにぶった切った横線入りのピラーに、どういうデザイン上の意図があるのかわからないけれど、特にここが美しくない。

 個人的にはいすゞから来て、日産車のデザインを統括してきたという中村史郎常務の感覚ではなく、過去のスカイラインGT−Rの夢をもう一度と思っている連中の感覚が作り出した、過去の遺物だと思ってます。スカイラインとGT−Rを分けたのは、スカイラインを速いハコというプリンス時代から続く本来の姿に回帰させ、GT−Rを世界に通用するスーパースポーツとして復活させるためだと思っていました。ところが実際には、前者はまぁまぁ意図通りだと思うけれど、後者に関してはさっぱり。スカイラインを取った日産GT−Rなのに、姿形はBNR34までの面影を色濃く残している。こんなものを作るくらいなら、現行V37スカイラインの見た目で、中身がR35の方がずっとマシ。名前もスカイラインGT−Rでいいじゃない。BNR32から34までのGT−RをふまえたようにR35として発表されるのは、旧態依然としたものを存続させるためでしかないと思ったのでした。


 まったくフォローになってないな(爆)。好きな人、ごめんなさい。レースで勝って新しい伝説を残せば、わたしのような雑音もシャットアウトできるかも知れないけど。個人的には日本のマニアが好むクルマではなく、過去に一部輸出されたイギリスに限らず世界のクルマ好きのあこがれになってほしいと思うので、やはり速くて美しくあってほしいのですよ。
posted by てつりん at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 試乗記・クルマ談義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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