2020年05月10日

日本の歴史

 ひょんなことから、うちでも日本の歴史な学習マンガを買うことになりました。娘たちが読むだろうというのと、さとも読んでみたそうだったのでね。まずはネットを使っての品定めです。

 う〜ん、1社はビリギャルで知られるようですが、うちの娘が読むことを考えると細かすぎる。あと、絵が古い。内容の濃さはビリギャルがお墨付きを与えているくらいで、確かにいいのはわかるんだけどね。というわけで速やかに脱落。続いて、絵が平板な感じがする(4社のうち2番めに古い)ことを理由に1社も脱落。あと、表紙の絵と中身の絵の差が大きいのも脱落の理由です。表紙で期待して、中身でがっかりするのもなんだかねって思うし。ちなみに近現代史が全体の4割って、まるで4割がすごいことであるかのように書いてありますが、最近の教科書で確認するとむしろ普通です。

 というわけで残ったのが、学研と角川。う〜ん、学研は絵が美しいなぁ。上記リンクの卑弥呼の絵を見て思わず、「邪馬台国の女王だった頃は、かなりのババアだったらしいけどな(笑)」とつぶやいてしまいましたがね。まぁでもそんな女王卑弥呼にも、おねぇさんの頃があったんだよということで。ところが、姉が見て一言。「あ〜、これ、学童で読んだ〜」。うん、これで学研は脱落しました。学研が悪いのではありません。もちろん学童が悪いわけでもありません。ただ、ご縁がなかったのでしょう。というわけで角川に決定。近現代追加セットもあわせて、一気に大人買い。
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 おまけもなかなかそそられます。戦国すごろく、やりたいなぁ・・・。
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 なお角川は、唯一のハードカバーではないものなんです。上記リンクによると、みんなが手にとってすぐボロボロになるようで、塾では採用しないと。ということは、学校でも見る機会が少ないだろう。したがって、家に置く価値もあるだろうということで、購入に至ったのでした。内容? 確かに歴史の流れをつかむことを主眼においた構成だってのがすごくよくわかります。一番安いってのも魅力でしたね。
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2020年05月04日

手段と目的は違う

 かなり前のことですが、積ん読のなかの1冊、鴻上尚史の「不死身の特攻兵」を読了しました。2月くらいのことだったかなぁ。買ったのはもっと前ですがね。出張のついでにサンダーバードの車内でとか、苗場に行ったついでとか、手持ちぶさたになる時間帯を使って一気に読んだんだ。
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 鴻上尚史については、夜中にラジオに出てたとか、ドラクエ3の曲を歌ってたとかいう話に共感してくださる方は、きっとわたしと同年代でしょう。で、わたしは後で知った、演劇をしていた方だという認識のほうが強い方は、きっとわたしよりも年上なんでしょうね。まぁ、ここでその話は置いときましょう。最近だと人生相談でもよくお見かけします。個人的にはここで語られる感覚がかなり好きだったりします。

 本の内容は、まぁタイトル通りのものです。でもね、この本を知るまでは、特攻に行ったけれど奇跡的な生還を果たした人がいるというイメージを持っていたのですが、この本に関しては違いますね。帯(赤線から下が帯ってでかいだろう・・・)に書かれていることがほぼ全てです。

 特攻というのは、特攻そのものに対する賛否は置いといて、特別攻撃を略して特攻なわけであくまで攻撃なわけです。たぶんね。この本を読むまで、攻撃するために、少しでも敵軍にダメージを与えるという目的のために、当時の若者は命を散らしたのだと思っていました。ということは、視点を変えて考えたなら、敵軍にダメージを与えたりすることができるのであれば、別に死ぬ必要はないわけですね。それができますけど。貴重な飛行機乗りを死なせずに、何度でも攻撃をしたほうが、より敵軍にダメージを与えられるわけです。わたしにはそれができるんですけど! と言って登場するのが佐々木友次(ともじ)です。

 鴻上尚史自身は、この佐々木友次氏のことを知って、丹念に調べていくだけでなく、直接お会いしたいと考えます。そして、実際に会うことができます。それについては終盤の、大事なところかと思うので、そこまで書いちゃうのはやめときます。不死身なのは運に恵まれたというのもあるのでしょうが、特攻というイメージとは違って、佐々木友次自身の飛行機乗りとしての腕を頼って、死なないようにすることが敵軍にダメージを与えるという目的に叶うからです。つまり、死のうとしたのではなく、死のうとしなかった特攻兵の姿が描かれています。そして、死のうとしなかったのは、臆病風に吹かれたとか命が惜しいとか言うのではなくて、本来の目的に即して考えれば、死ぬことが得策だとは思えなかったから。

 本書に登場する上官は、「次こそ必ず死んでこい」とか言うわけです。しかも、何度も。まぁ、特攻で華々しく死んだと報道され、地元の誇りとかになっちゃって、さすがにまだ死んでませんでしたってのもなんだかなぁってことなのでしょう。でも、そもそも特攻って何のためにあったんでしょうね。特攻という手段によって、敵軍にダメージを与えるという目的があったんじゃないのかと思いたいのですが、ここでのタイトル通り、登場する上官はどうもそうではないんだなぁ。死ぬことを目的にしている。上官自身は、死のうという覚悟なんて見せかけの口だけでしかないのに。そんな、手段と目的を取り違えている行為によって、どれだけの人間を死なせたのかと。読んでいて、涙が出ましたよ。

 でもなぁ、手段と目的を取り違えているようなことって、山のようにあるよねぇ。憲法を変えることばっかり言うけれど、何のために変えたいんだろうねぇ。病気がはやらないようにしたいはずなのに、不完全かつ効果の怪しいものを配るとか。9月入学とか言ってるけど、それで国際基準とあうなんて、手段と目的を取り違えているようなことを言ってる連中がいるから、なんだかなぁ感が出るんだよ。学校を再開して、学校クラスターが多数できたらまずいから、学校も休みます。でも、学習の遅れも心配なのですが、3月末に終われないことが懸念されるので、9月入学にしたい(正確には来年8月までに終わればいいことにしたい)んですって、言えないものかねぇ。ちなみに裏表紙にもでっかくかかる帯には、「”いのち”を消費する日本型組織に立ち向かうには」と書かれています。
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2017年04月05日

こんなに本を買ったのはひさしぶりです

 タイトル通りの話なのですが、こんなのを買いました。
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 左側の2冊は、まぁ仕事にも使えそうなので、きっと経費で買えそうなものなんだろうけれど、早く欲しかったので近所の本屋で買いました。某有名企業が情報を漏らしまくったお詫びの品である、500円分の図書カードもあったのでね。早めに読んでしまいたいのは、読んで得た知識が早い段階で使えそうだからなんだけど、きっと積ん読になっちゃうんだろうなぁ(爆)。

 右側の2冊のうち、奥の本について。まぁ、率直に欲しいというか、読みたかったのもあるんだけど、未来を暗示してたりなんかしたらいいなぁと思って(笑)。50万増しでエンジンが2Lになって、電動ハードトップで静粛性も上がると聞くと、いい買い物なんじゃないのかなぁ。10年後でも現行車種で買えるかもしれない。

 右側の手前の本は、正直多くを語れないけれど、まぁ最近いろいろあったんですよ。で、そのいろいろから現実逃避すべく、どこかに行きたいなぁと。結局先日の週末はどこにも行かなかったけれど、どっか行きたい現実逃避な気分がどうにも消えない。せめて紙の上で現実逃避しようと思って買ったのでした。

 さて、いつ読むんですかね!?
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2017年01月15日

昭和48年の地図

 先日文房具を探しに会社の近くの本屋に行ったところ、通りがかったところからはかなり離れていたのに見つけてしまいました。しかも結局、お目当てのものは売ってなくて買えなかったと言うのに。
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 で、結局、後日買ってしまいました。1冊2000円(税別)です。以前、ちょっとした仕事を頼まれまして、その謝礼なのか何なのか、2000円の図書カードをもらったことがありました。ちょっとした仕事と言いながら、実態としては結構でかい仕事だったので、これは!と思うような本を買うのに使おうと思って、持っていたのです。ついに日の目を見たという感じです。
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 さっそく中身を見ます。地図ってホント、見てて飽きないんですけど。今のものと違って、世界じゃなくて日本が先なんですね。そして小倉や宇部に海底炭田があったなんて!
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 世界の人口が少ない! ちなみにわたしは、35億人ほどの人数のなかに含まれておりません。
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 ベトナムが2つある! 調べたところサイゴン陥落(解放)は、1975(昭和50)年4月のことだそうです。
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 と思ったら、中国だって中華人民共和国と中華民国の2つがある! 調べたところ、日中国交正常化がなされたのは1972(昭和47)年9月29日のことで、中華民国とは即日断交となったそうなので、急遽大陸側の方を書き加えたということなのかどうなのか。復刻版でもなければ、今だったらでかい国際問題になりそうな記載です。
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 もちろんドイツだって2つあるし、別のページにはソ連だって載ってますよ。
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 ほかにも興味深いページがたくさんあります。こういうのが好きなら、買う価値はあると思いますよ。
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2016年12月07日

ぶーぶー じどうしゃ

 先日の「ずかん・じどうしゃ」のあと、よっしーがこういうのを借りてきました。
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 最近何かとすることいっぱいで、結局家で誰かが読んだのかは不明なのですがね。初版年もチェックし忘れたし。調べたところ98年のようですが。なかなか絵がリアルで、さすが山本忠敬の仕事だなって思います。中を開けると、こんな感じですよ。
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 これはもう、見飽きるくらいたくさん走ってましたね。今でも少なからず、どこかの外国で走っているのでしょうか。
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 こういう幼稚園バスも貴重になりました。というか、今でも走っているんだろうか。昨今見かけるような、外装がトーマスとかのものになってくると、2000万円くらいするって話ですよ。どれくらいのものをもって2000万円なのかまでは知りませんが、こども園を経営する側の人の話ですからそうなんだろうなって思います。
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 ということで、続きが気になりましたら、本屋さんで買うか図書館で探してくださいね。なかなか歴史的価値の高い1冊だと思います。
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2016年10月26日

まっぷる北海道

 ちょっと北海道に行こうと、あれやこれやと計画を練っています。行く時期はおおむね決まっているのですが、まだまだ先のことです。

 わたしは北海道に行ったことがあるんだけど、あんまり「北海道に行ったことがある!」って言いたくないんだよね。その理由というのも高校の修学旅行で、函館とか大沼公園に行ってそれっきりだから。1回だけだからというよりも、あの広い北海道の、ほんの入口付近に足を踏み入れただけのことを持って、行ったことがあるだなんてちょっと恥ずかしくてさとには言えない。大学の頃に自転車で数週間単位の時間をかけて北海道を走り回り、稚内も摩周湖もえりも岬も行ったというさとを前に、北海道に行ったことがあるだなんてどの口が言うのか。「函館に行ったことがある・・・」と言うのが精一杯です。

 ということで、広大な北海道。そうそう行けるものでもないから、プランニングには気合を入れたいじゃない? 2〜30代の頃だったら、行った先に心残りがあるくらいのほうが、また今度行こうという原動力になっていいんだって思ってたけれど、実際そういう思いをした場所に行く機会があるかというと、そんなにないんだということが40代になってわかるようになった。その例として、そんなに海外に行かないからと5年のパスポートを申請したのが大学の頃の話。就職してもう1回海外旅行に行って、パスポートは切れちゃったんだけど、その次に必要になって今度は10年のものにしたんだけど結局1回しか使わなかった。その時に行きそびれたボロブドゥールは、きっともう行く機会はないだろう。

 話を北海道に戻すと、小樽と旭山動物園は必須らしい。あとはなんでもありってことで、釧路か女満別から摩周湖など→知床→網走→旭山動物園→札幌市内→小樽って4日程度のプランを考えたんだけど、北海道エキスパートのさとに却下される。広大な北海道だからこそ、新千歳に降りて新千歳から飛ぶようなムダは避けたかったんだけど、行程的に結構キツイのと、せっかくの道東が駆け足な感じなのがもったいないのだそうだ。女満別の夕暮れを見て、アゼルバイジャンの夕暮れを推測してみたかったのに(笑)。

 そこで買ってきたのが、タイトルのまっぷる北海道。ところがさすが地図を作っている昭文社。地図を読むだけでおもしろい。ドリカムの「星空が映る海」の海とはここのこととか、民家皆無とか、標高の異なる2つの山が同じ高さに見えるとか、地図上のちょっとした情報がおもしろい。プランニングの資料のために買ってきたというのに、初日は地図を見ているだけで仕事の疲れから意識を失う。翌日も地図を見ている途中で意識を失う。さすが北海道、地図を読むだけで2日以上かかるとは。

 青函トンネルを通るという体験のために、新幹線を乗り継いで函館へ。2日目は札幌へ。3日目は小樽で、4日目は旭山動物園というのを考えたけれど、どうもしっくりこない。時間的にはもう1日増えたところで問題もないし、予算的にはちょっとした事情があって事実上上限なしなので、プラン的には何をしてもいいんだけどなぁ。
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2016年09月19日

ずかん・じどうしゃ

 よっしーが保育園から絵本をもらってきました。もらってきたと言っても、毎月購読しているものなので、買っているのですがね。実はこの絵本、毎月何か1冊届くのですが、今回は先月段階の次号の予告から楽しみにしてましたよ。

 だって、これですからね。山本忠敬(やまもとただよし)作、「ずかん・じどうしゃ」。初版はなんと1977年ですから、まさに歴史的価値を感じさせる1冊です。表紙からしてすでに、わたしの年代だとよく道で走ってたなぁって思えるものが多数。
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 といっても、見た目で車種のわかるちびっ子なんて今も昔もそうそういるものではありませんから。見たことあるとは言っても、さすがに車種まではわからないなぁ。リムジンはセンチュリーじゃなくてプレジデントじゃないかとか、スポーツカーはS31フェアレディZじゃないかとか、なんとなくわかるものもあるんだけど。
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 そういえばライトバンって言いましたねぇ。いつの間に言わなくなったんだろうか。そしてこの話で、別の会社に勤めていた頃、スカイラインバンってものがあったことを知って衝撃を受けたことを思い出した。スカイラインでバンって、どうなのよと。同等の衝撃を、スカイラインクロスオーバーというものの登場で感じたことも思い出しちゃったけど。
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 JNRロゴ入りのバスだ! 丸いツバメマークの入ったものもあったと思うんだけどなぁ。
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 ほかにも興味深いページは多々あるのですが、著作権的になんだかな〜と思うので、ここまでにしておきます。でもねぇ、最近山本忠敬の作品は、いろいろと復刊されているらしいですよ。よろしかったらぜひ、本屋さんで(密林じゃなくて)手に取ってみてください。
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2016年05月03日

サッカーマンガの現在

 会社で先日、どういう文脈でだったかは忘れましたが、マンガの話になりました。

 かつてはスラムダンクでバスケをしたい人が増えたとか、テニスの王子様でテニス(実際にはソフトテニスだったりすることが多いが)をしたい人が増えたとか、はたまたヒカルの碁でということもありましたねぇ。

 最近ではもっといろんな分野にこうした、中高生の部活動選びに影響を与えそうなマンガがたくさんありますね。バレーボールにだってあるし、かるたにだってあるし。まぁ、こうやって競技の種類が増えている背景には、編集側からのアドバイスもあるのかもしれませんが。

 ところが、ではこういったサッカーのマンガはあるのか?という話になりました。同年代の人が複数集まって、結局キャプテン翼しか出てこないよね?ほかにある?ないよね?という会話で終わってしまったのでした。

 野球においては巨人の星とかドカベンとかが、もう古典的名作の世界になっているけど、そのあとでも最近だとMAJORとか、おおきく振りかぶってとか、今でも多くの作品が創りだされているじゃない。でも、サッカーにおいてはキャプテン翼か。いや、キャプテン翼が悪いわけじゃないけど、サッカーというメジャーな競技において、こうも長くマンガで描かれていない(正確にはたぶん人の記憶に残る作品が出てこない)のはなぜなんだろうと。

 だってキャプテン翼って、同年代の野球マンガで比較すると、ナインとかタッチあたり以降、何も出ていないということに相当するのではないかと。他の追随を許さないくらい、それだけキャプテン翼が偉大だということになるのかもしれません。
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2015年12月18日

何回死んだ?

 物騒なタイトルですいませんねぇ。

 定番の名作が自宅にあったのです。いただきものだったかも知れません。まぁ、中身は知っていますが、娘たちのリクエストにつき、読んであげることにしました。
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 で、最後まで読んで思ったんです。さて、この猫は何回死んだでしょう?と。 「おれは100万回も死んだんだぜ」というくだりからは、最後の白猫との生活の後に死ぬのは100万1回目なんじゃないかってね。

 ちなみにみっちゃんは、100万回じゃないというのなら何回なのかと、絵本の本文に出てくるエピソードの数(サーカスの猫だったとか、王様に飼われていたとか、おぶいひもに絡まって死んだとか)を数えようとしていました。
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2014年01月24日

遠い昔のよう

 先日、娘たちのお迎えに保育園へ行きました。

 保育園の玄関を入ったところにはちょっとしたカウンターがあって、そこで絵本を借りることができます。娘たちは絵本はきらいじゃないと思うんだけど、借りる→家で読んでもらうまたは読むというのを楽しみにしているというよりは、借りること自体を楽しみにしている気がする。だから、借りた本を読まずに返して、翌日また別の本を借りるということも。

 そんないつものパターンに漏れず、なっちゃんが借りたのがこの1冊。背表紙だけでも見て判断しているのか、それとも何も考えていないのか。一番左端から取ってましたね。
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 案の定読みませんでしたが、表紙の古典的な雰囲気に興味をもったわたしが読みました。えぇ、こういうむし歯の描写ってひさしぶりに見たなぁと。むし歯菌が口の中で、道路工事をするような感じ。うしろを見ると78年の初版発行だったか。わたしやさとも読んでいたかもしれませんってくらいの年代物だけど、21世紀に入っても増刷されています。
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 ちなみにあとがきには、作者かこさとしによる次のような文が。
現在日本の子どもは、98%がむし歯にかかり、平均9本の虫歯を持っている
砂糖業者や菓子メーカーやテレビのコマーシャルや、なおしてくれぬ歯科医が悪いという声も聞く


 確か、歯学部が大増設されたのが70年代だったんじゃなかったかなぁ。当然、作者が嘆いていたような現実が当時あって、それに対応して時間が流れた結果が、現在言われている歯科医のワーキングプアだったりするわけなのだが。こういうものを残しておくと、文化だけでなく歴史とか、当時の時代の空気をも残すことになるからおもしろいよね。
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2014年01月02日

本屋に行きました

 タイトル通りの内容ですが、何か月ぶりでしょうか。

 ちなみに昨年1年間、特定のテーマについてデータを取っていますが、「本、雑誌を買った回数」のところによると日付不明の1回だけのようです。何を買ったのかすらも、記憶にございません(笑)。

 でも、思った。やっぱ心や時間に余裕がないと、本屋に行こうと思わない。買っても、どうせ読む時間がないんだから。本屋に限らず、社内でもかなり本に触れる機会の多い仕事をしているけれど、せっかくよさそうな本に出会えたところで、それを手にとって読もうという気持ちにならないんだから困ったもんだ。年末年始の休みだからこそ、さとや娘が行くというので、ついていくことにしたのでした。そして、買ったのがこれ。
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 男の隠れ家。買ったのはひさしぶりです。買っても積ん読になっていくのが苦痛で、いつしかそもそも本屋にすら行かなくなったのですが、せっかくの機会だから書いましたよ。「冬の信州温泉旅情」だって。実はこのタイトルに、素直に手を伸ばせない自分がいたんです。なぜって、ここに取り上げられるような宿には、娘がちびっ子である限り行くことはないだろうから。さしあたって、信州方面に出かける予定もないから。でもさぁ、心の栄養、読書って、そんなもんじゃないよね? そんな理由で、本を買わないなんて残念すぎる。それがたとえ、雑誌だったとしても。だから買った。まだ開いてすらいないけれど(爆)。

 続いては「東京ディズニーランド パーフェクトガイド2014」というもの。みっちゃんが、国というものに興味を持ちましてねぇ。なんでも友達は、ニュージーランドに行ったんだそうだ。で、みっちゃんも行きたいなぁって。ところが、「〜ランド」という言葉の響きだけで国だと思う感覚も大したものだと思うが、そもそも友達が行ったのはニュージーランドではなくてディズニーランドだったと(笑)。で、そろそろ娘とディズニーもいいかなぁって思って。さすがに往復夜行の弾丸ツアー+開園から閉園までがっつりコースなんてのは、もうカラダが持たないので、実行する際は計画をきちんと詰めなきゃだけど。予算のことは、さとが何とかすると思います(笑)。
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2013年10月24日

太陽と月になった兄弟

 娘がよく保育園で絵本を借りてくるのですが、たまにものすごく硬派なものを借りてくることがあります。

 そうしたものはわたしも気になって、読んでみたいと思うんだけど、どうも娘たちは借りるという行為に楽しみを見出している感じがして、「これ、よんで〜」とはなかなか言ってこない。いや、帰りが遅くてそう言われることがないというのが現実なのか。

 それはさておき、先日見つけたのはこういう本でした。
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 リャマやアルパカが出てきたり、アンデスの生活を濃密に描写している場面もありまして、なかなか興味深いものがあります。あと個人的には、こういった民話や神話のたぐいは、たとえ話半分かそれ以下であったにせよ、残りの半分かいくらかは何らかの事実や過去を描写していると信じているのです。だからこそ、どういった伝承が民話の名を借りて絵本になって、今に伝えられているのかが気になる。

 で、空が闇に閉ざされてひょうが降るってのは、日食だろうか。いや、火山の噴火だろうか。事実コロンビアからエクアドル、ペルー、チリにかけて、火山はたくさんあるからねぇ。きっとそういうことがあって、当時の人々は難儀したりしたんだろうな。で、闇に閉ざされた空に原因があると考えた兄弟は、たくさんの矢を持って山に登って何をするかというと・・・、気になる方は読んでみてくださいね。
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2013年07月24日

13歳は二度あるか

 吉本隆明氏の本を読んでいます。「戦後思想界の巨人」と呼ばれたりもするらしいんですが、不勉強なのでどうも思想方面は弱いんです。

 ほぼ日かどこかで親鸞のことを載せてた記憶もあるんだけど、まぁ気になる方はちょっと調べれば、きっとわたしよりも深い知見が得られることでしょう。えぇ、どうもそっち方面は苦手でねぇ。きちんと読めば、わかる部分はたくさんあるんだろうけど。

 で、今読んでいるのが、タイトルにもある「13歳は二度あるか」。まだ読了していないのですが、3ページくらいずつ、いろんなことが中学生向けに書かれています。もちろん、大人でもなるほどと思うことがたくさんあります。大人になってわかるようなことを、この本を読んで中高生くらいでわかっていたら、もうちょっと違う大人になれたんだろうなって思います。まぁ、言い訳っぽいですけど、わたしの中高生の頃には、この本は出版されてなかったのでしょうがないんだけど。

 例えば、複数の新聞を読むといいとか。それを実行した上で、なぜそうするとよいのかがわかったのは、大学に入ってからでした。できない、もしくはやらない人間を糾弾するよりは、自分も含むみんなでやっちゃった方がいいとか。30代も終盤まで来て、ようやくそのことがわかってきた気がする。個人的な個人と、社会的な個人(ちょっとうろ覚えですが)は別のもので、これを区別できないのが日本人のよくないところだとか。確かに社会的な部分に、個人的な事項を持ち込んででかい顔とかするのがいるなぁ。

 ちなみに、まだ途中なのに、うっかりあとがきを読んでしまいました。それによると、吉本隆明氏自身もうろ覚えなんだけど、こんな話から来ているのだとか。

 江戸時代の殿様だったか何だったか。まぁ、それなりの人が、家臣にこう言われたんだそうです。「まだ若いんだから・・・」みたいなことだったらしいんですが。それに対して、「13歳は二度あるか!」と反論したんだとか。13歳どころか31歳もすでに時の彼方で、38歳だって残り少なくなっちゃったけど、「◯◯は二度あるか!」という気概で生きたいと思うのだな。39歳は、1回くらいあると思っているけれど、もしかして実はないのかも知れないし。
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2012年08月14日

完全版 こっきのえほん

 オリンピックも終わってしまいましたね。と、珍しく時事ネタから入ります。

 試合の結果とかはニュースや新聞でどれだけでも雰囲気はわかるけれど、開会式と閉会式はかなり省略されて伝えられる傾向がある気がしたので、録画してかなりまじめに見ました。

 開会式。どうしても「この人はいつの間に出てきたんだろう?」とか、「この演出はどこでどうなっているんだろう?」といった視点で見てしまいます。その後の選手団入場。当然、「それ、どこ?」みたいな国がわんさか出てくるわけですな。なので解説用に、地図帳を出してきて、最初のページを開くわけですよ。で、横から「ここ」。「ここ」。「このあたり(正確にはわからないので)」などと指差すわたし。インドとかを、わざわざ指差したりはしませんよ。

 個人的にはあたり前のことだと思うわけですが、相当マニアックな国でも「このへん」って瞬時に指さすわたしを見て、さとは改めて感心したんだとか。まぁ、わたしにしてみれば当然のことで、赤道ギニアのほかにギニアとギニアビサウという国があって、後ろ2か国と赤道ギニアは想像以上に離れているなんてことを知らなかったなど、心のなかではちょっとした屈辱を味わったわけなのですが。なお、ドミニカとドミニカ共和国があるように、コンゴ共和国とコンゴ民主共和国があるってのは常識です。イランとイラクとイクラとオクラがあるのと同じですな。

 で、こうした会話か選手入場に感銘をうけたのか、さとがこういう本を注文しました。「完全版 こっきのえほん」。

 この手の本はわたしも別途持っていて、「CD付き 世界の国旗国歌(1998年 大泉書店)」とか。この本もデータが古くなったことを除けばまずまずなんです。まずは主要国もそうでない国も、国旗の大きさは同じ。国に関する解説は、軽重がつけられちゃっているのですが。

 ところがさとの注文したのは違う。どこの国も同じ大きさ、同じ情報量で書かれている。超大国だろうが小国だろうが、独立国として対等である以上、軽重をつけて扱わないのは、実はすごいことだと思っています。。しかも、大きい。本のページの境目付近に写り込んでいるのは、単3電池です。
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 なので、国旗に妙なマークがついているのはわかるけど見えないとか、なんか文字が書いてあるけど読めないとか、そういったことがない。いや、見えるけど読めないってことに変わりはないんだけど。もちろん東ティモールは常識。南スーダンだって入ってますよ。変遷著しいアフガニスタンの国旗も、ちゃんと最新版。資料としてオススメの1冊ですが、あくまで絵本なので大人向けの情報量を求めるとがっかりするかも知れません。
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2012年04月24日

セクハラではないつもり

 「新しい世界地図」、「新しい日本地図」という本があります。

 内容は、世界の珍地名や日本の珍地名を集めた本。ずいぶん前に結構おもしろそうだと思ってまず世界の方を買い、やっぱりおもしろかったので日本の方も買って今に至っています。もちろん、おもしろそうって理由のほかに、仕事に使える部分がないかと思ったのもありました。仕事に使うという部分については、まぁ、ちょっとアレだったので封印されましたけどね。

 南太平洋にエロマンガ島があるとか、バリ島にキンタマーニ高原があるとか、オランダにスケベニンゲンという街があるとか、その筋にはよく知られた珍地名があります。そういうエッチ系だと、笑って済まされる部分もあると思うんだけど、それを通り越してワイセツ系になっちゃうとね。中央アフリカにあるチ◯コ川あたりならギリギリ可かもしれないけれど、放送中に言ってしまったら「ピー」って鳴るようなのはまずいだろう。沖縄県の漫湖みたいなやつね(コラ)。

 で、冒頭の2冊の本も、そういう地名が網羅されています。会社の同僚と、そんな本の話になって、「貸してください」って言われたので貸しちゃった。同年代の、結構清楚な感じの女性なんだけど。一応、そういう、アレな感じの部分もあるからって前フリはしたつもりだけど、今思うと新手のセクハラかもしれないなぁ。金曜日に貸して、それまでは結構会話が弾んでいた記憶があるのですが、月火と今のところその同僚とは至近距離に席があるのにほとんど会話を交わさなくなってしまいました。今後のふたりの展開に注目です(笑)。
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2012年03月08日

帰ってきた徳川家康

 会社の本を大量に廃棄するということで、オフィスの一角が古本屋のワゴンセール状態になっています。

 わたしも娘へのてみやげとして、ぐりとぐらとか、注文の多い料理店とかを見つけて保護しました。

 ところが聞いた話では、以前読んでいた山岡荘八の「徳川家康」が廃棄候補にのぼっているらしい。おそらくうちの会社にやってきて、唯一の読者がわたしだったのではなかろうかと思うほどに、古いけど綺麗な本だった。印刷という形でこの世に生を受け、誰にも読まれることなくひっそりと眠っていた本に光をあてたのがわたしで、そして廃棄されようとしている。実際のところ1回読んで、当分読まないと思うけど、廃棄されるのも不憫な感じがしたので全26巻を保護しました。さとには「いらな〜い」って言われたけど。

 で、せっかくなので、上海風に並べて写真を撮ってみる(コラ)。
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 読まなくても、本棚に並べると知性を感じる空間ができるよね(笑)。広辞苑みたいな感じで。もののついでに、マンガばっかりであんまり知性を感じないさとの本棚の写真でもさらしておくか。
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2012年01月21日

ゴール

 きのう、ついに山岡荘八の「徳川家康」全26巻を読了しました。

 手帳を見ても記録が残っていないのでわからないんだけど、記憶を遡るとおととしの7月終わりあたりから読んでいたはずだから、1年半くらいかかったことになるのか。

 感想。以前も書いたことがあると思うんだけど、読みやすくておもしろい。なぜ読みやすいかというと、もとは新聞小説だったからだと思われる。2〜3ページを1つとする塊が、10近くから20近く集まって1つの章を構成していて、全体としてはもちろんひとつの流れを形成しているんだけど、途中からでも物語に入っていけるように作られている。例えば、徳川家康に関連する、とある戦国大名とか、戦国武将の物語が挿入されたりしているように。そこだけを読んでも、ちょっとした短編みたいなできばえなんだよね。

 歴史上の人物としての徳川家康をどう評価するかは人それぞれで、それがまたおもしろいはず。ただわたしが、少なくとも学校で学んできた知識から評価すれば、したたかな簒奪者であり、江戸幕府を立ち上げた偉大な創業者だと思います。簒奪者の部分に関しては、世間一般に言われる、タヌキおやじのイメージそのものだな。そういう見方に、戦乱のない世を作るために奔走した人物という、別の方向を示してくれた作品だと思います。

 今のところは達成感でいっぱいであるとともに、もう1回読むのは嫌だなと(爆)。次は何を読もうかと、燃え尽き症候群みたいになりそうだけど、今はとりあえず同じ山岡荘八の「伊達政宗」を読んでみたい気分。終盤の、政宗の娘婿にあたる松平忠輝や外国勢力と組んで、幕府転覆を狙っているのではないかとされる部分における、政宗の鬼気迫る雰囲気が印象的でねぇ。それを大いなる、静かなる力で屈服させた家康もすごいと思うけれど、それと互角以上に渡り合った政宗もすごいなと。このへんに、山岡荘八は伊達政宗を相当評価していたのではないかと思わせるものがあって、それが読んでみたいという気持ちにさせる。とりあえず各種積ん読の本を読むのが先かな。
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2012年01月12日

終わるのがもったいない

 定期的にネタとして出てきますが、山岡荘八の「徳川家康(全26巻)」を読んでいます。一昨年の夏から読み始めたので、1年半くらいか。

 さかのぼってさときん帳を読み返すと、25巻を読み終えたのが昨年11月中旬のこと。かれこれ2か月経つわけです。1〜1か月半で1冊くらいのペースで読んできたのですが、最終の26巻に入って一気にペースダウンしてます。

 理由はねぇ、一言でいって終わるのがなんだかもったいないから。今年度なんて、早く終わればいいと思っているのにねぇ(爆)。1冊500ページ前後の大作を、26巻。読み終えたら、燃え尽き症候群になって、次に何を読んだらいいのかわからなくなりそうで(笑)。家に積ん読になっている本とか、読んでみたいと思っている本とか、いろいろありますけどね。

 ちなみに26巻は、息子である松平忠輝と、その義父にあたる伊達政宗の策謀が渦巻いている前半。山岡荘八は伊達政宗についても作品を遺しているんだけど、このへんでの伊達政宗の描写を見るかぎり、かなり興味深い。大坂冬の陣・夏の陣が終わって、天下泰平が成ったというのに野心家のオーラがムンムンだし。戦国武将として、かなり評価してるんじゃないのかなぁ。中盤は忠輝を謹慎させ、伊達政宗を静かで大いなる力を使って屈服させるという内容。そして、鯛をオリーブオイルで揚げたものを食べて、それが悪かったのか病に伏す終盤。もうすぐ死にそうです(爆)。
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2011年11月16日

ラス1

 昨年の夏から読み続けている、山岡荘八の「徳川家康」第25巻を読み終えました。あと1冊です。

 いつか終わりが来るような、長い何かの終わりが見えてくると感じるのが、「この時間がもっと続けばいいのに」という気持ち。もちろん、「まだ終わらないのか。早く終わればいいのに」って気持ちもあるときはあるけど、この本に関してはそれがない。こんなに長い作品を読んだのはこれまでの人生で初めてだけど、これまでの人生では1巻を読むだけでも大仕事なわたしだったけど、それだけいい時間を過ごせてきたということなのでしょう。

 25巻を読了した段階で、ストーリーは大坂冬の陣・夏の陣を終えて、豊臣秀頼が死んだところまで。捕らえられて自刃ではなく、鉄砲の射撃で殺されたって感じの描かれ方になってます。で、話は変わりますが、わたしは今年の大河ドラマも見てます。録画したものをあとで見ているので、2〜3週間くらい遅れていますが。大河ドラマと比較して実に興味深いのが、家康と2代将軍徳川秀忠の、豊臣秀頼に対する気持ちの違いです。

 「徳川家康」だと家康自身は、孫の千姫の夫である秀頼だけでなく、息子秀忠の妻の姉にあたる淀殿までも救いたいと考えているのに対し、秀忠は豊臣家の排除を考えていて、その狭間で苦悶する家康の姿が描かれます。一方、大河ドラマ「江」ではその逆で、家康は秀頼の排除を考えているのに、秀忠は秀頼を救いたいと奔走しながらも結局はうまくいかない姿が描かれている。

 ともにドラマや小説でのことなので、歴史的事実は想像の中で思いをめぐらす程度でしかできないんだろうけど、この対比はおもしろいなと。もちろん主人公(ドラマだと主人公の夫)を、悪者にはできないって事情は多分にあるんだろうけど。
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2011年07月19日

20巻読了

 きょう、山岡荘八の「徳川家康」第20巻を読み終えました。あと6巻。

 秀頼は父の跡を継いでゆくゆくは関白の座に。家康は征夷大将軍として武家政権の頂点に。小説ではこの家康の構想を、簒奪でもなんでもなく、朝廷を頂点とする公家政権の中に関白として入り込ませることで、争いとは無縁の世界にゆくことになる。結果としてこれは、豊臣家がずっと存続していくための方策なんだ。豊臣家は公家の世界へと入っていくわけだから、血なまぐさい戦乱や鎌倉、室町幕府のような滅亡とは無縁となるのだという考え方で書かれています。

 高校の日本史的な家康、秀頼の知識だと、そういうのが何もないままに、単に家康が大坂冬の陣・夏の陣で目の上のたんこぶ豊臣家を葬り去ったというだけのことで終わっちゃうので、個人的には興味深い解釈です。ただ、公家政権の幹部である関白になることと、武家政権のトップである征夷大将軍であることを単に比較して、天下は豊臣のものから徳川へと持ち去られたと解釈し、納得できない勢力が大坂方にいたのは知っての通り。

 そういう視点で考えると、今の大河ドラマも実は今後の展開がものすごく楽しみ。秀頼とともに大坂を代表する長女の血筋と、家康・秀忠とともに江戸を代表する三女の血筋が覇権を狙って争うわけだし。

 もちろん「徳川家康」も、そこのところをどう描くのか。また、三浦按針を筆頭とする新教派と、戦国末期から日本に入ってきていた旧教派南蛮人の本国における対立は、日本にどのような影を落とすのか。そして大久保長安と伊達政宗の野望はどうなっていくのか。幕府の基礎は固まり、家康は秀忠に将軍職を譲ってはいますが、今後の展開がますます楽しみだったりします。
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