会場は大手町三井ホール。調べたところキャパは560席だそうで、もしかしてわたし、なかなか持ってますかね? そういえばわたし、晴れてほしい時には晴れるという数々の伝説を持っているほか、ここでは書けないような持ってるエピソードの数々が、あるといえばあるなぁ。
ファンクラブイベントということで、先日のYUMING MUSEUMとは違った展示品が。ユーミンファンクラブはなかなかマメな運営をしてくださっておりまして、各種ライブの先行予約は当たり前としても、年4回の会報のほか会員のお誕生日カード、暑中見舞い、クリスマスカード、そして会員限定のグッズが送られてきます。で、この写真はお誕生日カードや暑中見舞い、クリスマスカードです。最近のクリスマスカードは立体モノになっているので、ちょっとここには展示できない感じですけどね。
ロビーにいろいろ置いてあるから、早目に来たほうがいいよとの連絡は受けていました。というわけで顔出しパネルの写真でも。わたし?ここに顔を入れると、なんだか怪しいものができる予感しかしなかったので、あえてスルーしました。同行者がいれば笑ってつっこんでくれたりしてそれもまた楽しいんだろうけれど、このイベントは会員1名のみ応募、参加資格があるものなのでした。
これもなかなかシャレが効いていて好きです。でもやるからには、脚を出さなくてはならないだろう。ちゃんとダイヤモンドレッグスの一員になりきらなくてはならないだろう。こういう時にまで完璧主義なところが出てしまうんだな(笑)。というわけでこちらもパスで。
【参考 ダイヤモンドレッグスの皆様の画像】

というわけで、ここから由実さんと一緒に旅立つ!って感じの写真を撮ってきました。当然こういう場所に載せられるわけがありません。
メッセージボードがあったので、ちゃんと書いてきました。この写真の中のどっかにちゃんと写ってますけど、解読不能かもね。
内容なのですが、本人の出演はないと、先行をかける段階から告知はされていました。前半の第1部は、「YUMING TRIBUTE SHOW 2023」ということで、ドラァグ・クイーンのみなさんが続々登場。いわゆる新宿2丁目界隈に興味があるわけではないけれど、このイベントは観たかった! 特にオープニングのところなんかは、生ユーミン慣れしていない人にとっては、「あれ?本人は出ないんじゃなかったの?」と思ってしまいそうなほどのクオリティ。こっそり本人が紛れ込んでいても、すぐにはわからなかったかも!? そしてラストは、ライブの最終盤の盛り上がる曲てんこ盛りメドレー。あれもそれもこれもやっちゃうの!?って感じのお祭り状態で、大盛況のうちに幕を閉じたのでした。
そして第2部は、ステージの各種秘蔵映像が、本人による解説音声付きで。わたしがユーミンのライブを観るようになったのは21世紀に入ってからのことなので、ありがたいことに観たことのないものが盛りだくさん。衣装、演出、セットという、3つの異なる視点で映像解説がありました。まぁ、中身についてはもっと詳しいサイトがありますのでいろいろと探してみてくださいな。でもね、最後に出てきた、2曲分の映像は確かにすごかった。要望多数だってのもよくわかる。当時の本人の勢い、時代背景などなど、いろんなものが折り重なって、あの時じゃないとできなかったんだろうって空気感はよ〜くわかった。LOVE WARS ツアーの「WANDERERS」〜「LOVE WARS」の流れ。89年から90年のツアーってことで、わたしはといえばアルバムを買って聴くようになった頃。
そういえばこの後のアルバム、「天国のドア」だったと思うんだけど、今はなき地元のレコード屋さんで買った時だったかに、「アルバムの儲けを全てツアーのセットとか演出に投入してるんだって。すごいよね〜」って趣旨の話を店員さんから聞いたんだ。だからだったかなぁ。そのツアーのライブビデオ(DVDじゃなくて、VHSだぜ!)を後日買ったんだ。本人も、「こういうことができる、させてもらえる、いい時代だったんだ」という趣旨のことをイベント映像の中で語っていました。
だからといって、50年やってきても、それでも懐メロになろうとしないところはすごいの一言に尽きます。まだ何らかの、新しいものを模索し続けているところがすごい。ユーミンのライブは楽曲と歌唱、演奏、セット、演出などをすべて包括した上での総合芸術だとわたしは解釈しています。ステージの構成や演出など、楽曲そのもの以外の部分を総合的に掌握する、松任谷正隆あってのものだろうと。だから、昔ほど声が出てないとかいう人がいますが、CDを聴けばわかる通り、そもそも昔っから声が出ていたほうではない(爆)。別に、圧倒的に歌が上手いわけでもない(コラ)。それを理解した上での、総合芸術であるというのが、わたしの考えだな。もうすぐ50周年のツアーが始まりますが、すでにチケットは確保済みですが、どんな感動を連れてきてくれるのか、今から楽しみでしかないのです。