2023年05月03日

YFC SPECIAL EVENT に行ってきた

 かなりすることいっぱい情勢の中、ダメもとで応募をかけたところ当選してしまいました。うれしい悲鳴でございます。ということで先日、かなりの弾丸ツアーをしかけて東京まで行ってきました。そっか、ただでさえ仕事がすること満載なのに、その鬱憤を晴らすかのようにイベントをぶち込むから、疲れが抜けないのかも。でもさぁ、基本的には遊ぶために働き、遊ぶために稼いでいるんだと思うぜ。仕事も遊びももりだくさんだなんて、人生が充実していて結構なことじゃないの。
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 会場は大手町三井ホール。調べたところキャパは560席だそうで、もしかしてわたし、なかなか持ってますかね? そういえばわたし、晴れてほしい時には晴れるという数々の伝説を持っているほか、ここでは書けないような持ってるエピソードの数々が、あるといえばあるなぁ。
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 ファンクラブイベントということで、先日のYUMING MUSEUMとは違った展示品が。ユーミンファンクラブはなかなかマメな運営をしてくださっておりまして、各種ライブの先行予約は当たり前としても、年4回の会報のほか会員のお誕生日カード、暑中見舞い、クリスマスカード、そして会員限定のグッズが送られてきます。で、この写真はお誕生日カードや暑中見舞い、クリスマスカードです。最近のクリスマスカードは立体モノになっているので、ちょっとここには展示できない感じですけどね。
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 ロビーにいろいろ置いてあるから、早目に来たほうがいいよとの連絡は受けていました。というわけで顔出しパネルの写真でも。わたし?ここに顔を入れると、なんだか怪しいものができる予感しかしなかったので、あえてスルーしました。同行者がいれば笑ってつっこんでくれたりしてそれもまた楽しいんだろうけれど、このイベントは会員1名のみ応募、参加資格があるものなのでした。
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 これもなかなかシャレが効いていて好きです。でもやるからには、脚を出さなくてはならないだろう。ちゃんとダイヤモンドレッグスの一員になりきらなくてはならないだろう。こういう時にまで完璧主義なところが出てしまうんだな(笑)。というわけでこちらもパスで。
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【参考 ダイヤモンドレッグスの皆様の画像】
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 というわけで、ここから由実さんと一緒に旅立つ!って感じの写真を撮ってきました。当然こういう場所に載せられるわけがありません。
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 メッセージボードがあったので、ちゃんと書いてきました。この写真の中のどっかにちゃんと写ってますけど、解読不能かもね。
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 内容なのですが、本人の出演はないと、先行をかける段階から告知はされていました。前半の第1部は、「YUMING TRIBUTE SHOW 2023」ということで、ドラァグ・クイーンのみなさんが続々登場。いわゆる新宿2丁目界隈に興味があるわけではないけれど、このイベントは観たかった! 特にオープニングのところなんかは、生ユーミン慣れしていない人にとっては、「あれ?本人は出ないんじゃなかったの?」と思ってしまいそうなほどのクオリティ。こっそり本人が紛れ込んでいても、すぐにはわからなかったかも!? そしてラストは、ライブの最終盤の盛り上がる曲てんこ盛りメドレー。あれもそれもこれもやっちゃうの!?って感じのお祭り状態で、大盛況のうちに幕を閉じたのでした。

 そして第2部は、ステージの各種秘蔵映像が、本人による解説音声付きで。わたしがユーミンのライブを観るようになったのは21世紀に入ってからのことなので、ありがたいことに観たことのないものが盛りだくさん。衣装、演出、セットという、3つの異なる視点で映像解説がありました。まぁ、中身についてはもっと詳しいサイトがありますのでいろいろと探してみてくださいな。でもね、最後に出てきた、2曲分の映像は確かにすごかった。要望多数だってのもよくわかる。当時の本人の勢い、時代背景などなど、いろんなものが折り重なって、あの時じゃないとできなかったんだろうって空気感はよ〜くわかった。LOVE WARS ツアーの「WANDERERS」〜「LOVE WARS」の流れ。89年から90年のツアーってことで、わたしはといえばアルバムを買って聴くようになった頃。

 そういえばこの後のアルバム、「天国のドア」だったと思うんだけど、今はなき地元のレコード屋さんで買った時だったかに、「アルバムの儲けを全てツアーのセットとか演出に投入してるんだって。すごいよね〜」って趣旨の話を店員さんから聞いたんだ。だからだったかなぁ。そのツアーのライブビデオ(DVDじゃなくて、VHSだぜ!)を後日買ったんだ。本人も、「こういうことができる、させてもらえる、いい時代だったんだ」という趣旨のことをイベント映像の中で語っていました。

 だからといって、50年やってきても、それでも懐メロになろうとしないところはすごいの一言に尽きます。まだ何らかの、新しいものを模索し続けているところがすごい。ユーミンのライブは楽曲と歌唱、演奏、セット、演出などをすべて包括した上での総合芸術だとわたしは解釈しています。ステージの構成や演出など、楽曲そのもの以外の部分を総合的に掌握する、松任谷正隆あってのものだろうと。だから、昔ほど声が出てないとかいう人がいますが、CDを聴けばわかる通り、そもそも昔っから声が出ていたほうではない(爆)。別に、圧倒的に歌が上手いわけでもない(コラ)。それを理解した上での、総合芸術であるというのが、わたしの考えだな。もうすぐ50周年のツアーが始まりますが、すでにチケットは確保済みですが、どんな感動を連れてきてくれるのか、今から楽しみでしかないのです。
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2023年05月02日

今年も苗場に行ってきた

 ユーミン冬の恒例、苗場のライブ。27回目から行くようになって、途中1回の中断を挟んで16回目の参戦。ということは、今年で43回目ですか。本人は50周年ということで、イベントの正式名称としてはスペシャルバージョンという感じです。運よく最終公演のチケットをゲットすることができました。苗場の最終公演って例年月曜日なのもあるけど、行った記憶がないかもしれない。いや、あったかも? 調べたらありました
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 いつも撮っている入り口付近その1。例年通りのこととはいえひとりで行ってるんだけど、今年は親切な見知らぬ方によくお会いしました。だからここには載せないけれど、ちゃんとわたし自身も映り込んでいる写真が存在します。そうやって徳を積むことは大切ですよね(笑)。
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 いつも撮っている入り口付近その2。これもその1と同様。こんなに優しい人が多いのは最終日だったからなのか、それともわたし自身が話しかけやすい人になったからなのか(爆)。
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 入場前には最近よく行っている、ピザーラのピザで。3種のピザから2種を選べますってセットだったのですが、1種はもう品切れでありませんって、それって選択の余地がないじゃないか。おいしくいただきましたけどね。
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 席はこんな感じ。例によってすみっこということは幸いにしてなく、まんなかのまんなかでした。そっか、その時に運を使ったから、後日の松山千春で見えないミュージシャンが出てしまったのか・・・?
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 スマホチケット全盛の時代になってしまいましたが、こうしてちゃんと紙のチケットももらえます。もぎりはないけどね。そして毎年のことですが、色は8公演それぞれで違うそうです。
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 とっくの昔の話なので、容赦なくネタバレを。やっぱすごいのは、オープニングから40分以上続くロングメドレーでしょう。歴代の苗場のオープニング曲をメドレーにしたって、それだけで計算上は43曲あるじゃないの。このメドレーだけで正直、ものすごい満足感です。何かのオマケとかで音源だけでもほしいくらいです。でもなぁ、苗場ならではのライブハウス感を大切にしてるんだろうと思うし、事実ソフト化されたことはないのです。というわけでメドレーでライブ1本分、メドレーから後でもライブ1本分、気持ち2本分くらいの満足感があります。

 そして「all about Surf & Snow」通り、苗場だけでなく逗子も含めた各種演出が随所に。有名なのは沈むギタリストでしょう。動画配信ではきちんと水中に沈むような映像処理がなされた配信でしたが、現地で見る景色は・・・、うん、ちゃんと沈んでますよ(笑)。ステージセットもいくつもの額縁が配置されているセットで、額縁の中には歴代の苗場、逗子の写真が。メドレー後は空白になってたと思うんだけど、そこにミュージシャンが入り込むことで、今の風景もやがては歴史となっていくって意図なのかな。


 終演後が大変でした。かなり雪が積もっていて、帰りの道中も何年ぶりかのホワイトアウト状態。どこに向かって走っているのかもわからないし、除雪が追いつかなくて道がなくなっているところも。事実、国道353号線〜253号線の山越えルートが行けるかとアタックをかけましたが、積雪急増で撤退したくらいです。とりあえず無事に帰れてよかった。いまさらですが、その夜のことを書くことができてよかった。そして懲りずに、来年の苗場を待つのでした。
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2023年04月14日

たまには親孝行らしきものを

 先日、松山千春のコンサートに行ってきました。頭だけですがちゃんと、松山千春のコスプレをしてね(爆)。頭はコスチュームじゃないとすれば、それはコスプレとは言わないのかもしれないが。でも会場には、たぶんわたしと同じようなことを考えている感じの、頭がコスプレの人がいたぞ。
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 ことの発端は母からでした。松山千春が来るのでコンサートに行きたいと。でも、同居している妹は忙しいので送ることができないと。なんだ、松山千春だったら、自分が一緒に行ってもいいけど。歌もいいけど、話もおもしろいらしいよね。チケットぴあのメール会員になっているので、ささっと予約してチケットを確保。さすがにこっちもすること満載で、仕事を処理してもすぐ次が湧いて来るどころか、ちょっと締め切りが先のものを先送りしてだんだんやばくなってきている状況なのでさすがにお迎えに行くことまではできませんでしたが。せっかくのコンサート(公式でも「コンサート・ツアー」としているので、そこに敬意を表して)なんだから仕事帰りの格好で行くのも何だかなぁと思ったけれど、松山千春ならスーツ着用でもいいかと。

 語れるほど詳しいわけでもないし、ツアーも始まったばっかりなので、ネタバレにならない範囲で感想を。あれだけの高音が、67にしてまだ出るってのはすごいよねぇ。ついついよく行くユーミンと比べちゃうけれど、もうちょっと若いのかと思うと、あの歌声はすごい。構成は1部と2部と、そしてアンコールって感じで、1部はあるテーマに沿った楽曲群を。2部は別のテーマに沿った楽曲群を。トークは、2部の選曲にも関係して来る部分があるので、2部にかなり多い。聞かせる系のいい話から、最後にオチをつけるところなんかは、2部構成になっている点も含めて中島みゆきを彷彿とさせる。アンコールは、新曲や過去のヒット曲などを絡めて5曲だったかな。そしてダブルコールでもう1曲。アンコールでほぼ総立ちになるんだからすごいよねぇ。

 というわけで存分に楽しんできました。3分の1から半分近くは、わたしでも知ってる曲だった。最後の曲は、その場にいた多くの人がそうだろうけど、一緒に歌っちゃった。ライブで、一緒に歌うってのは初体験。そうそう、ステージの後ろに横断幕のように歌詞が表示されるので、曲を知っていれば歌えますよ。「歌ってもいいけど、隣の人が『えっ!?』って顔をして見てきたら、やめろ(笑)」って話もあったけど、端っこで隣が母だったのでそんなこともなく。というか、また端っこなのかと。結局、まったく見えなかったミュージシャンがいたぞ・・・。

 そうそう、曲名は伏せますが帰りの駐車場まで母と歩きながら知ったこと。最後の曲は、父のお気に入りだったんだって。この曲がいい!って言って、何度も何度も車内でかけてたって。わたしの中ではこの曲を知ったのが結構後のことだったので比較的新しい曲だと勝手に思ってたんだけど、これも70年代の曲なのかと。全然古さを感じないし、懐メロ感もないんだけどなぁ。ホールの後端の1列が空席で、それだけ金沢で満員にするのはどんなアーティストでも難しいって話を聞くことがあるんだけど、その1列は父のような人たちのために開いていたんだと思うことにします。ステキな夜でした。
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2023年02月26日

YUMING MUSEUMに行ってきた

 最近東京都内の話が多いのですが、これ、実は毎年冬の恒例、苗場に向かう際の寄り道だったりします。ではなぜ、東京経由で苗場に向かうのかというと・・・、
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 ユーミンミュージアムに行くためでした! エントランスに入ってすぐのこの写真は、いろんなところで公開されていますね。去年の段階で苗場のチケットは取れていたので、せっかくだからこれもついでに行ってこようと。苗場と、ユーミンミュージアムと、ストリップが、1本の線につながった瞬間だったのでした(爆)。我ながらなんという振れ幅。多趣味でいいじゃないの!? なお、もし事前に取れていなかった場合は、とりあえず年末にミュージアムだけ行くつもりでいました。
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 上の写真を撮ったのは、ユーミン自身がよく言っているように、曲や詩が降りてくるという感じが出ていると思ったから。でもさぁ、視点というか見方を変えると、降りてくるんじゃなくてユーミンが触っているピアノから、音や曲がほとばしっているのかもと思いまして。ほとばしって、上空に舞い上がって、まるで雨や風のように音となって言葉となって、人々に降り注いでいくのかも。というわけで、ほとばしっているという解釈でも1枚。
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 会場は東京スカイビュー。いわゆる六本木ヒルズ森タワーの52階。というわけで、刻々と色を変えていく東京の景色が楽しめます。17時くらいからいたんだったかな。しかし東京タワーって、こんなに小さくなったんだと。いや、大きさは昔と変わらないってことくらいはわかってますよ(笑)。
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 内容がものすごく充実していて、映像以外は基本、写真撮影自由だったはず。地方への巡回展もいいと思うんだけど、この場所だからこそのよさってのもあるかもね。
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 しかも音声ガイドによる解説や、著名人によるメッセージ、選んだ1曲ってのもかなりのボリュームで、結局3時間近くいた気がする。夜景と音が心地よすぎて、意識が飛んだ(つまり寝落ちした)瞬間も何度かあった気がしますがね。
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 エントランスの床に落ちていた楽譜。これは、未発表曲だな。誰か譜面から音にしてください(笑)。
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 これはこれでものすごく興味深い。音楽の教科書にも、そして詩として国語の教科書にも載っていたと思うんだけど、その名曲、その超有名曲が、まだ「春よ」というタイトルの段階だった頃のものです。このあとどういう経緯を経て、「春よ、来い」になったんだろうか。物書きじゃないけど、物書きのような、人に向かって何かを表現するような仕事をしているクリエイターのような者のはしくれとして、こうやってモノができあがっていく過程を見るのは大変興味深いものでございます。
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 これも同様の理由で撮影。「XYZING XYZING」(読み方は、ジンジン)というタイトルで世に出たものです。歌詞の内容としては確かにさまよう狼傷を負った狼だけど、ジンジンの方がなんというか、インパクトはあるよねぇ。ちなみに上の「春よ、来い」も同様なのですが、カーグラフィックの原稿用紙を、反時計回りに90度回転させて使っているというのも興味深い。いや、これは、カーグラの原稿用紙の裏を使っていますな。ダンナの仕事道具を取っているのかと(笑)。
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 カーグラの原稿用紙を使っているのは、最新アルバムの曲の作詞についても同様です。これは推敲の過程が見られるところが興味深い。なおよく知られている話ですが、ユーミンは曲を先に書いて、詩を後で書きます。曲に歌詞がキレイに乗っているので、曲と歌詞が同時に耳に心に入ってくる、そういう楽曲を書ける現代ではかなり貴重なアーティストだと思います。そういえば作曲については、名前入りの五線紙を使っているんだったと思う。上の方の「かたつむり」でも、荒井由実の名前入りの五線紙を使ってますね。
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 そんなかつての制作現場がこちらでございます。90年代のいつくらいまでだったかな、こういう感じの場所で制作していたのだとか。
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 今はこういう感じだそうです。楽曲に色をつけてイメージをふくらませるんだったかな。そういうわけで色鉛筆が置いてあります。もともと絵を描いてた人なんだけど、展示品の数々を見ると絵か音楽かではなく、絵も音楽もだったということがよくわかります。
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 楽曲群だけでなく、時代を作ったユーミンという視点での展示も充実しています。キャリアの半分くらいはリアルタイムで聴いてきたわけではないからこそ、あとになって後世の者が振り返るように見聞きすると、ほんとにひとつの時代を作ってきた人物なんだと思う。70年代前半の曲をある程度聴いて思ったことがあるんだけど、当時としては全く新しい、ほかの誰とも違う音楽を紡いできたってことがよくわかります。なのに今聴いても普遍性を持っている。
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 ライブのステージ衣装も展示されていました。こういったものは一体、どこにどうやって保管していたんだろう・・・?
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 45周年のツアーで使われた、ロボットの象です。もとは70年代末だったかのツアーで、ステージに本物の象が出てくるという演出があったそうで、これはその復元として作られたものなんだとか。
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 これは昨年まで行われていた、深海の街ツアーのセットです。この段階であれば、ユーミンミュージアムの企画もたぶんあって、そのために残していたのかもしれないな。
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 かつてシャングリラという、いわゆる伝説のライブがありました。全国数か所でしかしなくて、そのかわり音楽のライブとしては結構なロングランで。1の頃はまだひとりでユーミンを観にいく趣味はなかったけれど、2は横浜アリーナで、3は代々木体育館で観たなぁ。音楽とアイススケートだったり、シンクロナイズドスイミングだったり、それにサーカスが融合されているんだ。

 スケートやシンクロ、サーカスについては、ロシア人が大勢出演していました。50人とかいたのかなぁ。そのメンバーをひとりひとり、何も見ないで紹介していく最後のシーンは鳥肌モノでございます。ナマで見ると、特にね。そんなサーカスアクトのひとりが、こうしてユーミンミュージアムにメッセージを寄せてくれています。こういうご時世だからこそ、かみしめたいメッセージだと思うのです。
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2023年01月03日

中島みゆき劇場版 ライヴ・ヒストリー2を観てきた

 タイトル通りの話ですいません。2023年最初に見た映画は、これです。わざわざ言うほどたくさんの映画を観るわけではないんだけどね。
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 公式な動画もあがっております。


 ベタな表現だけど、映画館の音響はいいですね。あと、中島みゆきのライブ映像作品は、基本的には本人のアップを長く映す感じで、正直変化に乏しい感じのカメラワークが目についてなんだかなぁって思うんだけど、映画館の大画面だとそういう印象がなくなる。演奏に、歌に、そして中島みゆきの表情などからにじみ出てくるメッセージに釘付けになる。ちょっとお高いんだけど、やっぱ観に行ってよかったよ。

 変化に乏しいカメラワークって言っちゃったんだけど、たぶん過去のライブ作品とかでも同じようなことを書いちゃってると思うんだけど、でも序盤の数曲はすごくかっこいいねぇ。なんのスタジオライブなんだろうと思ったら、これでした。確かに知ってる映像作品だけど、ツアーじゃなくてただのスタジオライブでしょう? 曲数が多いわけでもないし。と思って買わなかったんだよね。う〜ん、20年くらい前とは言え、当時の判断は間違っていたようです。これがもっと売れていたら、ライブ映像のカメラワークも違ったものになってたのかも!? 「夜行」のアレンジがめちゃくちゃかっこいいです。
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 あとは実際に観たライブだと思うんだけど、そうなのか記憶の怪しいものもあってねぇ。「with」の、「with love」の指文字が泣ける。今聴くとまた違ったものに感じられる気がしたなぁ。「Why & No」のステージセットを見た記憶がなくて、でも真っ白な衣装に、赤い襷をネクタイのように提げて歌うのはなんとなく見覚えがあって。と思ってこのサイトで調べたところ、どうやら観ていないライブ。観た気がしたのは気のせいだったのか、それとも別のライブで観た衣装とこんがらがっちゃっているのか。

 そして最後の「誕生」は、近所であった最後のツアーの場面を多く使っていて、なんだかこみ上げてくるものがあったなぁ。3月には新しいアルバムも出るっていうし、「今度こそラスト・ツアー 結果オーライ」←コラとか銘打って、MCでもそこんとこを笑いにしながら、ツアーに出たりしないんだろうか。いや、ツアーで回るよりも、特定の場所である程度の本数をこなしたい、その方がステージの演出にも凝ることができるしみたいな趣旨のことを考えていると聞いたことがあるので、そういうのもいいと思う。がんばって会いに行きたいと思うので。なんにせよ、引退するんじゃないかだなんてくだらないことを書いた記者かレポーターかわかんないけどしょうもない物書きには、後ろ回し蹴りをくらわせたい気分でございます。
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2022年11月02日

冬の準備が完了しました

 ファンクラブ先行でははずしましたが、ぴあの一般先行+当選確率UP券を使って、ユーミンの冬の恒例、苗場のライブを当てました〜。これで8年連続、16回目の参戦でございます。

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 自分のなかで結構貴重だと思うのは、最終日を当てたこと。行ったことあったっけ?たぶんないと思う。というのも土日祝日や最終日は倍率が高いらしく、でも最終日は例年平日なのでそもそもあまり狙わない。例年のパターンだとファンクラブ先行ではダメもとで土日祝日を狙い、それでダメなら一般先行で平日も含めて狙いに行く。それでもダメならなにがなんでもって感じで一般を取りに行き、最後の手段は当日券狙いで電話攻勢。ここ2〜3年だとさらにチケプラでも狙えるようになったので、取る方法はまだ残されていた。ありがたいことに一般発売も今年から、電話がつながるかどうかの運ではなくて、ネットで申し込んで当たるかどうかの運に変わったし。電話がつながらずスタートに立てないまま敗退するくらいなら、やるだけやって敗退した方が精神衛生上気が楽だ。転売ヤーの排除にもつながっていいと思うし。

 というわけで一般先行でもまだダメもとで土日と、もしかして当たったらって感じで最終日を出してみたところ、最終日が当たったのでした。上述の理由で過去にはよく初日の月曜を狙っていたんだけど、ちょっと当分は会社の日程的なものもあって狙いにくそうなんだよね。その、会社の日程をいじっているのはわたしだったりするので、実は計画的に事を運べばなんとでもなるんだけど、1年目からそういうことをするのもなんだかためらいがあって。何はともあれ、これで次の冬も苗場に行けますよ。

 せっかくなので苗場に宿を取りました。日曜泊だと比較的安かった苗場プリンスとかなり真剣に悩んだんだけど、どうせなら毎年ここに!と思えるような定宿を見つけたい。毎年のことだからこそ、土曜や祝前日でも、あんまり値段が変わらない宿がいいんだよね。どこかはここでは秘密ですが、そのほか東京経由で苗場に向かったりして、苗場以外のこともがっつり楽しみたいと思います。ちなみに東京に向かうのは、こういうイベントがあるからなのでした。
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2022年10月15日

道標だったN氏のこと

 今年の7月で、敬愛するユーミンがデビュー50周年を迎えました。わたしが生まれる前からず〜っと、今もなお第一線ってのがただただすごいです。

 で、各種50周年企画がいろいろと行われているわけです。かなり前の話になってしまいますが、ちょうど50周年を迎えた7月にはNHK FMで「今日は一日"ユーミン"三昧」という番組をやっておりました。
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 最近でも50周年記念アルバムが発売されたりして、プロモーションの一環としてテレビに出まくっております。出まくったテレビについてはNHKのSONGSくらいしか興味がなかったというか、見なくてもネットニュースでどんな発言があったかくらいはわかるのでね。例えば長らく紅白に出なかった理由は、「その日は、アレをしているから」なんて、知ってる人は知っているような内容でしかないので、今さらなぁと。そういう意味ではラジオだって、ある意味ベタな楽曲が流れるとは思っていたんだけど、それでもゲスト陣のトークやラジオならではの一体感を感じてみたくてねぇ。なんていうんだろう、ラジオの前ではひとりだけど、同じものをどこかで誰かも聴いているというライブ感、イベント感を楽しみたかったのですよ。

 リスナーからのおたより?もどんどん読まれていきました。そんななかで、気になる名前が。「なかやまらいでん」さんって、あのなかやまらいでんさんですかっ!? もしかしてTwitterとかしてるんじゃないかと思って探したところ、その通り本人でした。勝手ながら速攻、フォローさせていただきました(笑)。


 なかやまらいでんさんのことを書くと長くなるんだけど、まだわたしがネットの世界を泳ぐようになって間もない頃のことでした。ユーミンのライブレポートがものすごく詳しいサイトを運営しててねぇ。神戸のサイトも蓄積されてきた情報量はすごいと思うけれど、ライブ1本に対する熱量という面で見ると、なかやまらいでんさんの方が上だったと記憶している。通常のツアーや苗場はもちろんのこと、今はなき逗子マリーナのライブも。最初にわたしが行ったユーミンのライブは、2001年8月のacasia tourなので、それ以前から存在してたわけだ。当時の段階でほぼすべての音源を持っていたとはいえ持ってないものもあって、そういった曲の解説や感想もあった。行ったことのないライブの数々が、セットリスト付きで事細かに書いてある。こんなに詳しく書けるなんて、何回観てるんだろう。さすがに録音はしてないはずだけど、あの薄暗い中メモでも取ってないと、これほどのものは書けない。ただただすごいなぁと思うと同時に、まだ観ぬユーミンのライブへの道標みたいな存在でした。

 そんなある日、やはりあれほどのものを書くのは大変だったんだろうね。もう20年くらい前の話になるから記憶はおぼろげだけど、書いてアップすることを意識するあまり、観ていて楽しめなくなったみたいな理由でサイトの運営をやめてしまったんだったと思う。そして閉鎖。読んでないページはないと思うくらい何度も読んだと思うので(笑)、なくなっちゃったことに対する残念感よりは、これだけのものを書いてきておつかれさまでしたとか、これで改めてユーミンをもっと楽しめるようになるねって感覚の方が大きかったんだと思う。サイトを見ているだけで、今でもたまにツイートにいいねするくらいで、接点と言えるものはなかったんだけどね。

 最新オリジナルアルバム「深海の街」より、「散りてなお」をなかやまらいでんさんが弾き語りで歌った動画が存在します。ニコニコ動画なのでリンクを貼るだけにしますが、今でもユーミンを好きでいることがなんだかうれしかったのでした。ユーミンの楽曲をほかの人が歌うのって、特に素人レベルの人(なかやまらいでんさん自身は音楽関係の仕事も多くされてきたので素人とは言えないんだけど)が歌っているものはなかなかいいとは思えない。カラオケで歌ってみるとよくわかるけれど、なかなか難しいんだよね。でも、この「散りてなお」はいいですよ。

なかやまらいでんさんが歌う「散りてなお」はこちらから
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2022年10月07日

PERFORMANCE2022に行ってきた

 かれこれ10年以上、ホールのコンサートツアーには必ず行くくらい敬愛する山下達郎のライブに行ってきました。
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 前回は2019年で、2020年はオリンピックで会場を取るのが大変とかいう理由でツアーをしないはずだったんだ。でも、そういうこととは別にしてコロナ禍のせいで2021年もお流れに。そんなわけで3年ぶりの山下達郎ライブだったわけなんだけど、恐ろしいことにその3年は長いようで、過ぎてしまえばあっという間のことでした。

 内容的にはものすごく既視感のあるライブでした。今年は11年ぶりのアルバムも出ていまして(以下、ネタバレ防止のため自主規制)。それでも調べてみると、思ったよりも2019年との共通点は少なかった。ある程度の共通点はありますし、あの曲とその曲は一種のお約束のようで必ずやってますけどね。ひさしぶりなのもあって、定番的なセットリストにしたのかも。初めて来たという方も3〜4割くらいいたので、いい感じでお楽しみいただけたんじゃないかと。

 あまりにも既視感があって、それだけ定番モノでできているというか、安定した演奏、歌唱技術で構成されているというか。もうね、ここまで来ると、山下達郎自身が敬愛する落語とか、文楽とかいった日本の古典芸能の世界にすら近づきつつあるんじゃないかって思うね。たとえ、いつものライブの定番の1シーンが、老人虐待(本人談)だとかなんとか言われたとしても、もはやそれが古典芸能的味わいなのではないかと。

 戦利品の数々です。来年もツアーをするって言ってたから、また行きたいと思います。
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posted by てつりん at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月17日

推しは推せるうちに推しておけツアー

 新潟まで、小田和正のツアーに行ってきました。過去に別のツアーに行こうとしてはずした記憶が強くて、ダメもと的に応募してみましたが奇跡的に当たったのです。もちろん無事に当てたこともありますけどね。

 最初は10年くらい前に、もう死んじゃった父と行ったのが最初だったか。次に四日市に行った記憶があるけれど、それももう6年も前のことになるのか。正直、その死んじゃった父と同学年なわけで、あとどれだけツアーができるんだろう。ステージを観ることができるんだろう。というわけで、この記事のタイトルになるわけです。

 いつもの恒例、ツアーパンフ?と、機材輸送車のミニカーを購入。パンフ?と思わず言いたくなるほどのボリューム。いつものことですが、近年の活動記録みたいな感じの内容で、満足感は高いです。資料的価値も高いです。
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 曲目など具体的なことは、まだ始まったばっかりなので自主規制。でもね、「あぁ、こういう感じだったなぁ」ってのを、過去のライブにてらして思い出す感じ。オープニングの映像も美しい。縦長に使われるのしか見たことのない朱鷺メッセを横長に使い、さらには花道が各所に伸びておりどこの席でも小田和正が結構近い! そしてこれまた恒例のご当地紀行は、コロナ禍のせいなのか過去の総集編的な内容。新潟公演に関しては、北陸4県をしっかりと網羅していました。

 コロナ禍じゃなかったら、みなさん一緒に歌ってくださいって感じのライブだったんだろうなぁ。場内に歌詞が出るので、曲がわかれば歌えますし(もちろんこんなご時世なので自主規制)、ニューアルバムの曲もちりばめながら、結構有名な曲をどんどんやってくれます。でもなぁ、だんだん迫ってくる年波にはさすがに勝てないのかなぁって思う場面も少なからずあった。微妙な感じで1曲歌い終えた後、それをもう1回演奏したことがあったし。そういうのを見ていると、今年でもう75なんだよなぁって、いろいろと考えさせられるものはあります。

 それでも、また来るよって趣旨のことを言ってたので、まだまだやるんだと信じて、帰ってきてから新しいアルバムをポチったのでした。そうそう、このアルバムのタイトルを何と読むかで年代がバレるとかなんとか。わたし?2つにわけた年代では、小田和正さんと同じ側だということがわかりました(爆)。

 ネタバレ防止のためにリンクを貼るだけにしますが、この曲にはものすごく考えさせられるものがありました。シンガーソングライターの真骨頂だと思ったね。推しは推せるうちになんてとんでもない! まだまだ推せると思ったので、またお会いできますように。 
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posted by てつりん at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月21日

YUMING SURF & SNOW in Naeba Vol.42に行ってきた

 だいぶ前の話ですが、まぁタイトル通りの内容です。仕事の日程などをあれやこれやと考えて、初日に行ってきました。
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 初日ってのはたぶんだけど月曜公演のことが多くて、競争率が低めなんだと思う。あと、やっぱ仕事の日程が調整しやすいってのも大きいかな。今年のカレンダーだと建国記念の日とあわせた3連休の日も狙いに行ったけど取れなかった。というわけで7年連続15回目の苗場でございます。例によって特に印象に残っている曲や、それに関するとりとめのない感想などを。


Sign of the Time
 
 去年のセットリストについては当時も書いていますが、全般的に盛り上がらないようにしようというと語弊があるけれど、まぁ盛り上がりを控えめにしようという意図のもとに構成された感じがするものでした。が、今年については最初っからこれですから。ダークな世界観の曲ながら、場内は一気に盛り上がっていきます。なお観客は、前回の苗場や現在行われているツアーと同様、全員フェイスシールド装着です。額付近に来る文字が何種類かあるのは、あとになって知りました。


WANDERERS

 確か「走る」というのが今年のテーマ。Sign of the Timeには「走って」という部分が、この曲には「走ろう」という部分があります。前者はクルマで、後者はバイクの曲という違いがありますけどね。わたしはこの段階ではわかっていなかったのですが、あとになって走ることが指す解釈が違っていたらしいことがわかります。てっきりロゴのビジュアルなどの通り、「人が走る感じ ≒ スポーティーな感じ」をイメージしていたのですが、そういうことではなかったと。今年はわけあって後日、かなり時間があったので、Y-MODEのコンテンツを味わいつくしたのですが、その結果あとになってわかったことが多くありました。


自由への翼

 93年のアルバム、U-mizより。そのうちどっかで書こうと思って書かずじまいだから書いちゃうけど、出た当時このアルバムはあんまり好きじゃなかった。一時期追いかけたアーティストと、知ってからはずっと追いかけているアーティストってのがいると思うんだけど、このアルバムは前者になるきっかけだったかもしれない。なんか、ささらなかったんだよね。そんななかでも特にお気に入りの1曲がこれ。隠れた名曲だと思うぜ。あと、今回やってないけど、U-miz収録の名曲としては、Julyも。

 一時期追いかけたアーティストと、知ってからはずっと追いかけているアーティストの、ユーミンにおける境目がどこにあったのかについては、またそのうちどこかで。結局書かないかもしれないけど。


サファイアの9月の夕方

 「あんまりやってなかったんだけど、こういう曲もあるんだと再認識して、今後ステージでやる機会も増えていくと思う」という趣旨の話から始まった曲です。曲のタイトルをクリックすると歌詞が載っているサイトに飛ぶんだけど、今になって改めて歌詞を読んでみて、今回のステージのテーマが見えてくる感じがします。コロナ時代だけど、それでも走っていくんだよという感じかな。で、序盤のダークな感じは、コロナに対するやり場のない怒りのようなものを表現しているのだと思います。
 

あの日にかえりたい

 苗場名物リクエストコーナーの、3曲目だったかな? 今回は感染対策のためかユーミンとの間にアクリル板があって、最後にここにメッセージを書いていくのです。いいなぁ。ここに書く日のためにじゃないけど、人前でかけるレベルにまで練習して、今でも人前で書くことのあるサインがあるのに。でもね、1回当てられた人はもう当たらないんだって。

 あの日にかえりたいは、たぶん、いわゆる松の曲で、リクエストコーナーでは歌われないような曲だと思っていました。でもきっと、思うところがあって歌ってくれたんだと思う。イントロで流れる女声のコーラスは山本潤子によるものなんだけど、彼女の話になってねぇ。もう表舞台からは姿を消しちゃって、連絡を取ろうとしても取ることができないと。自分の思うような声が出せなくなって、それをよしとしないからじゃないかって。そういう趣旨の話をしてくれました。それでも走っていくんだよという生き方もあるし、だから走るのをやめるって生き方もまたあるし。かといって、表に出てこない人が、表に出てこないから走っていないというわけでもないと思うし。考えさせられる話でした。


雨に消えたジョガー

 タイトル通り、ランナーの歌です。雨に消えるだけあって、せつないんだけどね。この曲を知っているようなユーミン好きなら聴いてたらすぐわかったと思うんだけど、歌詞を変更して歌った! 歌詞の変更って結構うるさい問題で、これで封印状態にされちゃったとか、ひと悶着あった曲とかがいろいろとあるじゃない(爆)。なので本人の意向かと思ったんだけど、書いた本人の意向なら問題ないと思うんだけど、変更を提案したのは正隆さんだったそうで。その提案に対する本人の返答はあっさりと「いいよ」って感じのものだったらしいけど、だからこそ変更の意図は気になる。ちなみに、「・・・名前を大きな本で調べた」というのが変更後でございます。


Carry On

 今回は特にアルバム「TEARS AND REASONS」からの曲が多かったけど、これもそのひとつ。最近いろんなステージでやっている気がしますが、個人的にもかなり好きな曲のひとつ。苗場は来年もやりたいと言うけれど、実際来年もできるかどうかはまた別問題なんだ。ずっと続けてきたものが、これからも続けていけるとは限らないってことは、本人や周囲の人達が一番わかっていると思う。それでも、行けるところまで走っていくんだよという思いを、この曲から感じたのでした。


 ほかにもステキな曲、ステキな演出などなどあったんだけど、このへんで。また来年も来られますように。
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 といいながら、終演後に眠気と戦い、翌朝の出勤のタイムリミットが迫るなか走るのは過酷だった。走り続けると言っても、さすがに限度がありますよ(笑)。
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posted by てつりん at 10:10| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月02日

結果オーライ聴いてます

 中島みゆきの最後のツアーを収録したライブアルバム、『中島みゆき2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』が、発売日前日に到着したので聴きまくっています。さとも。
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 初回限定のライヴ・ドキュメントブルーレイつきのものを買いました。正直なかなかいいお値段がするし、中島みゆきのライブ映像作品は、個人的にはそこまで特筆すべきよさを感じられないので迷ったのです。通常版でもいいかなぁと。まぁでも、最後の記念と思って買いましたよ。ネタバレになったらまずいのでほどほどにしますが、バンマスの小林信吾さんを熱く感じられる内容でした。買ってよかった。いいドキュメント映像でした。

 CDは、さらによかったなぁ。買ってよかった。映像がない分、中島みゆきの歌が、そしてミュージシャンたちの演奏が、コーラスが、実にいい感じで迫ってくる。映像がない分、別の何かが脳内補完されるのかもしれないが、ライブの場の雰囲気や空気感までも音で再現できている気がする。どうってことのないMacの外付けスピーカーでも、特に手を入れていない上にiPhoneに取り込まれた音から再生されているデミオの車内オーディオでも、そんなふうに聞こえる。

 ステージを観たときは、なんでフルコーラスじゃないんだろうって思ってたりもしたんだけど、歌で物語を紡いでそれを表現するという意図のもとにやってることとしては、すごく妥当なんだろうなって改めて思いました。そのうちいつか行われるであろう夜会とか、夜会工場とかも、ちょっと無理してでも行く価値があると思いました。あと何回、歌姫様にお会いできるのかもわからないしね。
posted by てつりん at 22:31| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月23日

歌姫に会ってきた

 といっても、スクリーンの中でのことですけどね。『中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー 2007-2016 歌旅〜縁会〜一会』というものを観てきました。


 これらのツアーはどんどん記憶の彼方に遠ざかっていってるけど、どれも実際に会場に足を運んで観ているものです。ベタな表現で申し訳ないけど、よかったなぁ。ライブも夜会も最近はやってないから、なおさら。自宅のテレビ画面で映像ソフトを観ても、なんだかのっぺりとしたカメラワークというか、基本的にはただひたすら普通に中島みゆきを撮り続ける感じのカメラワークがなんだか微妙って思うんだけど、映画館のでかいスクリーンだとあたかもライブ会場に入り込んだよう! 音響もいいし。

 また直接お会いできる日が来るといいんだけど、活動をセーブしているって話も聞くのでなんだか気がかりです。でも、来月発売の、最後のツアー(?)のライブ盤はとっくに予約済みです。「最後のツアー(?)」なのは、最後のツアーだということで始まったんだけど、コロナ禍のせいで最初の方をちょっとだけやって、最終的には全部中止になっちゃったから。でもなぁ、バンマスの小林さんもその後亡くなっちゃったし、なかなかまたやるか!って気持ちにはならないんだろうなぁ。
posted by てつりん at 22:27| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月03日

待ってます!

 去年って、思っていたほど音楽の話ってしてなかったみたいですね。去年の振り返りを書くときに、書いてない話がトップ10に入ることが極めて少ないと思ったので、意外とちゃんと書いてたのかと思ったのですがね。で、考えてみれば確かに、6月に名古屋までスピッツのライブに行ったこととか、それに向けて予習はいらないかなぁでもどうしようかなぁと悩んだ挙げ句アルバムを買った話とかが書かれていない。名古屋のライブの件は、当時の感染状況がアレで、書いていいのかと悩んでいる間に書くタイミングを逸したって感じだったと思うけど、よかったですよ。でもここではスピッツではない、別のアーティストの話を。

 Drop'sというバンドがいるのですよ。何度か書いたことはあって、最初はこれ。そのあとアルバムを買ってさらにアルバムを買った。新しいアルバムは、当初のような骨太感が薄れていくのがなんだななぁって意見もあったみたいだけど、個人的には新しい表現を模索しているようで、いいと思っていた。結構、デミオの車内でもヘビーローテーションだったりしてたし。

 ところがですよ! ふと公式サイトを見たら、「Drop’sから大切なお知らせ」って。あぁっ、これって、絶対にあんまりおもしろくないお知らせだ。と思ってクリックしたら、案の定活動休止のお知らせだったのですよ。バンドの活動休止って、勝手な印象だけど、だいたいメンバーの不和だよね。それをオブラートに包んで、音楽性の違いとか言ったりもするんだろうけど、結局のところは不和だよね。たまにホームページをチェックしてたけど、ボーカルの中野ミホ単独の活動も多くなってた気がするし。そもそもほとんどの楽曲の作詞作曲は、中野ミホだし。いや、別に彼女のことを嫌っているわけではないし、そもそもの発端が彼女の歌声にやられたところからなんだけど。

 というわけで残念な気持ちでいた年末のある日、10月10日に行われた最後のライブが年内いっぱい配信で観られると知って、12月30日にカード決済しましたよ。2400円。
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※権利的にはアウトでしょうねということで、写真を小さくしています

 いや〜、よかった。CDよりも、ライブのほうが断然いい。それと逆の人が国民的歌番組に出てたりもしますけど、ライブでこそDrop'sのよさが出るね。やっぱいいバンドだったんだなぁ。演奏もなかなかのものですよ。部屋を真っ暗にしてヘッドホン着用で没入感を高めて1回。翌日にそのすばらしい音を流しながら1.5回。もっと早く気づいて、もっと何度も見ればよかったと思うくらいのすばらしさでした。

 何より安心したのが、観ている限り不和でも音楽性の違いでもなく、4人がなかよさそうだったこと。本編やアンコールが終わって、ステージ裏に引き上げるところや、ダブルコールのあとのステージ裏まで映ってたんだけど、そこまでの悲壮感を感じなかったこと。なにより中野ミホ自身が、ステージで何度もまたねって趣旨のことを言ってたこと。あくまでも活動休止は一休みなんだと思えたのでした。

 というわけで、活動再開を待ってます。そうそう、Amazonmusicでも聴けますぜ。
posted by てつりん at 14:18| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月14日

行くぜ!苗場!!

 毎年の恒例、ユーミンの苗場を、先日ぴあの先行で当てました! この時期に苗場行きを確定させているのは、調べたところ2019年公演(つまり取ったのは2018年のこと)以来、3年ぶりでした。
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 そういえばここ2年間は当日券とか、チケプラで潜り込んでいるので、事前のお楽しみがどうのこうのといったことに頭を使うことがなくなってたなぁ。もちろん、うまいものを食べたり、気持ちよくお風呂に入ったりはしているんだけど、基本的には急遽出発とかで出かけているから、そこまでの準備ができない。

 というわけで来年は、ひさしぶりにどこで何をしようかというのをじっくりと?練り上げてから行ってみたいと思います。長らく行っていない、月夜野の銀の月に行こうとか思っています。でも、もっとひさしぶりの法師温泉立ち寄り湯食事付きってのもいいなぁ。何年か前にはいい宿を見つけたのに、苗場に行くときの定宿にしたいくらいいいところだと思っていたのに、1年っきりのことになったのが悲しくて、苗場プリンスに泊まってみるかと思って調べたらあまりの高さに引きつっています。
posted by てつりん at 19:21| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月11日

YUMING SURF & SNOW in Naeba 2021 vol.41 に行ってきた!

 先日書いたとおり、あの手この手で手に入れたチケットで苗場に行ってきました。

 スキー場は上の方で営業しているらしいですが、もうすっかりシーズンも終わりって感じです。なかなかこの位置で写真は撮りにくいと思い、せっかくなので1枚。
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 館内の自販機も、すっかりシーズンオフを告げています。レストランやおみやげ物屋も、一部のみの営業でした。
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 それでもここはいつも通り。写真の左方向に階段があり、その先が会場のブリザーディウムです。ちなみにブリザーディウムというのは、ユーミンの命名によるものだとか。
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 グッズ売り場の展示。いつも必ず買っていた、歐林洞の紅茶やパウンドケーキはもうありません。そのためか、こころなしか閑散とした感じのグッズ売り場でした。ちなみにわたしは迷って、マスクを買おうとしたのですが売り切れ。迷わず買ったのはキーホルダーです。
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 今年はセンターステージ。感染症対策ということで、1400くらいのキャパに対して600席ほどなのだとか。個人的にはゆったり座れてありがたいくらいです。運が悪いと(わたしの隣になる人もまた、運が悪いんだろうけど)、お互いぎゅうぎゅう詰め状態で腕を振ることもあったりします。
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 入場スタンプを押して、入場!
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 なのですが、その先には宇宙船の乗組口を模したようなゲートが。クリーンルームに入る前のようなエアシャワーがお出迎えです。感染症対策と、会場入りする前から演出が始まっているという、まさに一石二鳥! そしてフェイスシールド着用必須なのですが、それもまた演出の一部だとは!
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 印象に残った曲たちと、その個人的感想です。

SAVE OUR SHIP

 最初の曲です。しっとりと始まる感じが、盛り上がりを控えめにする感じを生み出すとともに、この混沌とした世界をも表現している感じがしました。あと、いつぞやのシャングリラにも通じるなにかを感じたなぁ。こんな状況であってもライブができる、例年の活動を続けられる。そこに至るまでにどれだけの人が、どれほどの知恵を絞って、このステージを実現させたのかと思うと、感極まるものがありました。


1920

 新しいアルバム、「深海の街」から。1920年は、スペイン風邪が猛威をふるう中、アントワープでオリンピックが開催された年で、ユーミンのお母さんが生まれた年でもあるのだとか。「アントワープの静かなオリンピック 空席だらけのコロシアム」、「かならずわかるふりかえれば 何を追いかけたか それは変わることのない あと100年経っても」といった歌詞が心に来ます。言葉で語るよりも音楽とともに味わうものだとは思いますがね。


ノートルダム

 これも新しいアルバムから。本人曰く、一番の出来だったかな。やった!って思ったんだったかな。アルバム全体を見ると、それを引っさげてのツアーにおいては盛り上げの核となる曲だと思うけれど、コロナ禍なのでなんとなく盛り上がりも控えめな感じのアレンジな気がしました。1920とともに、NHKの「SONGS」でも披露されていました。


未来は霧の中に

 私小説のような歌詞とよく称される曲ですが、前回の東京オリンピックを控えた頃の風景が歌詞に登場します。でも、「まるで絵のように時は過ぎ」て行くのは、1964年も2020年も、そして2021年も変わらない気がするなぁ。1920もそうですが、そこんところの普遍性を描くのがすごい。結果として、ちっとも古びた感じがしない。1979年の曲なのに。


VOYAGER〜日付のない墓標

 別のところで話題沸騰中の曲ですが、いい曲ですよね。といいながらオリジナルは、40年近く前とかの曲ですよ。すごいよねぇ。


 ちなみに今回のテーマは月旅行だったかな。「皆さんの健康と安全を祈りながら歌います」というMCで始まったパートの最終盤だったはず。サビのフレーズが、このご時世だからこそ、また違った味わいを持って感じられる気がします。


 かくして素敵な夜は過ぎていったのでした。また来年も、来られますように。ひとりでもいいけれど、そろそろ誰かと一緒なのもいいなぁ。
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 といいながら、ひとりだからこそのフットワークの軽さもあるんですよね。途中、土砂崩れによる迂回を強いられ、4時間切りはできませんでしたが無事に帰宅しました。
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posted by てつりん at 19:40| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月01日

狙った獲物は逃しません

 先日書いたとおり、別の先日にもちょろっと書いたとおり、Yuming SURF&SNOW in Naeba Vol.41のチケットを、ず〜っと狙っています。

 狙っている方法は2つ。まずは当日券を13時に、キャピタルヴィレッジに電話しまくって取りに行く。もうひとつは、チケプラTradeを使うというもの。後者のほうが前日12時頃に判明するので、それで取れたら好都合なんですが、3月29日も30日もはずしていました。もちろん当日券の電話をかけまくる方法についても。そしてチケプラについては、1枚出物があってエントリーすれば、落選しても自動抽選がかかり続ける。この段階でわたしのエントリー日は、落選済みの29、30日のほかに、4月3日、4日、7日、10日となっていました。さすがに12日は仕事の日程上無理で、6日も狙えるのですがまだ出物がなかった。

 なかなか当たらないなぁ。と感じているとともに、ちょっとした変化も感じ取っていました。転売ヤーの断末魔なのか、それとも持っていたチケットに対して直前まで調整をかけていたけど、感染症も広がってきている社会情勢に鑑み、どうしてもいけなくなってしまった嘆きの悲鳴なのか。急にまとまった数の出品が出始めたんです。それこそ、24時間のあいだに同一日に20枚とか。それだけ出れば、当たらないものかねぇ。こんな平日のど真ん中に狙いに行って、取れたらすぐ行けるだなんて人は、なかなかいないはずなんだよ。ちなみに取れたら連絡が来て、わたしの場合は自動でカード決済されて購入が確定します。う〜ん、連絡が来ないなぁ。

 でも待てよ。携帯の番号を登録した気もするけれど、ヤフーメールも登録したはずだ。そっちに連絡が来てないのかなぁ・・・?

 来てたーーーーーーー!!!!!
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 チケットもある〜〜〜(当たり前だ)。
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 というわけで、あれやこれやの道中も含めて、楽しませてもらいます。4日24時頃と思われる終演後は、弾丸ツアーで帰宅して翌朝出勤ですが、それを見越してきっちり働いたり、夜に備えて日曜朝の惰眠を貪ったりするのみですよ。
posted by てつりん at 22:23| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月06日

ついに手に入れた!

 携帯がソフトバンクなので、いつの間にかPayPayがたまっていきます。以前だったらPayPay還元まつりと称して、コンビニで酒やお菓子を買って家飲み会に使っていました。なぜって、もとは家計から支払われた携帯電話料金から来ているから。と言いながら、そうやってたまっていくTポイントは、ジャパンネット銀行経由で換金して、投資信託とかになっているんですけどね。

 実は何か月前だったかなぁ。そのPayPayで、ヤフオクができることに気がついたのですよ。いや、ヤフオクって、出品したり落札したりしてないからそんなに気にしていないんだけど、実は何年も前から落札したいと思っているものがある。その品物の存在はなんと30年近く前から知っていて、でもその段階ですでに新品で手に入れることが不可能になっていたものだったんです。状況によっては現金も追加して、ある程度PayPayをためて、その品物を落札しようと! コロナ禍でライブやそれにまつわる遠征、飲み会とかもないから、そんなにお金を使ってなくて、手持ちに余裕があるというのも大きいんですけどね。

 その日から、ヤフオクのチェックが始まりました。毎日ってわけではないけれど、定期的に足を運んで、どんな品物が出てくるのかをチェック。過去の落札相場もチェック。これほどまじめにオークションサイトのたぐいを見たことがあっただろうか。そして、相場よりもやや高めだとは思うけれど、なかなかお目にかかれないと思われるレベルの美品を発見。う〜ん、どうするかなぁ。見ているだけで何もせずやり過ごすこと数回。ウォッチリストに入れるものの、何もせずやり過ごすこと数日。即決価格で落としにかかることへの誘惑に耐えて入札。・・・そのまま落札できました!

 で、その品物が今日届いたのですよ。開封したところ、その中もなんと丁寧な梱包!
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※かなり特殊な梱包資材なので、モザイクを強くしています

 注文の品は、「YUMING VISUALIVE DA・DI・DA」(CD盤) 松任谷由実唯一の(荒井由実名義で復活していた頃の、荒井由実ライブCDなら別途存在する)、ライブCDでございます。写真の通り、当時のLPサイズのブックレットとCDなのですが、透明の梱包用カバーが付いているものが少ないんですよ。35年前のものを、この状態になるよう丁重に保管し、さらにわたしが手にするという奇跡にあずかれたことを、出品者並びに神に感謝しますよ。

 1986年の限定発売モノです。かなり昔ユーミン自身もラジオで、「それ持ってる人少ないんだよね」って内容のことを言ってましたが、わたしの記憶ではCDは10万枚限定だったんじゃなかったかと。なおカセットも限定で売られていたらしいです。
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 自宅にある最古のCDとなったわけですが、ちゃんと音も出ております。古いCDは、盤面が劣化して聴けなくなるって話もあるらしいけどね。あの曲の、ライブにおけるあのアレンジは、この頃からすでに存在していたのか!などなど、なかなか興味深いです。ブックレットの中身も。今から手に入れるのであれば、ぜひブックレット付きのものをおすすめしますね。
posted by てつりん at 20:52| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月06日

アルバム大量購入

 といっても、4枚なんですけどね。

 以前から買いたいと思っていたものがいくつもあって、でも急いで買おうと思っていたものでもなくてそのうちにと思っていました。それが買いたい気分になったのがちょうど年末、12月31日のことだったかな。ところがそのタイミングでポチってしまったら、元日に届いたりするという・・・。それってなんだか申し訳ないし、そこまで急いでいるわけでもない。

 もう少しあとにしたところ、まず5日の段階で1枚。
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 6日に全部揃いました。ちなみに左下から時計回りにこの4枚でした。
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山下達郎 「僕の中の少年」(2020リマスタ盤)
山下達郎 「ポケット・ミュージック」(2020リマスタ盤)
Drop's 「Tiny Ground」
Drop's 「LOOKING FOR」

 山下達郎は、ファンクラブに入ったりライブに足繁く通うようになって、かなりよく聴くようになりましたが、過去のアルバムを改めて買うようなことはしてきませんでした。松任谷由実や中島みゆきは、かなりの時間をかけて順番に、全部のアルバムを買ったけどね。なぜ山下達郎の過去のものを買わないのかというと、こうやって定期的にリマスタ盤が出るから。音楽のスタイル的に、古いものを買っても古びた感はないと思うんだけど、それでもリマスタして音圧を上げてあったりするとそっちの方がいいはずなんだ。先日ふと、ユーミンのリマスタ盤を見つけて、試聴して、音圧の件について特にそう思ったのでね。あと、ボーナストラックも入ってて、リマスタ盤のほうがお得。さすがにリマスタ盤とオリジナル版を聴き比べようだなんてことは思わないなぁ。たぶん大してわからないし(爆)。

 Drop'sについては、以前も書いたことがある通り。古いアルバムから買っていこうと思う反面、最近のものはだんだん当初のような骨太感が薄れていってつまらなくなってきているという話もあって、3枚目として何を買おうかとずっと迷っていたのですよ。で、古いものと新しいものの両方を買って判断しようかと。ただし最初のアルバム「Drop's」は探したところディスクとしては手に入らなくて、今回買ったセカンドアルバムの「LOOKING FOR」も中古品を見つけてポチった。帯までちゃんとあって、ホントに中古品か?と思ったくらいです。

 Drop'sのことを最初に知ったのは、このCMがきっかけだったなぁ。最初の方のCMで、バックに流れる曲を歌っている人のバンドです。文中のリンク先からは、CMが見られなくなっちゃっていたので、別のものを改めて。


 今のところDrop'sの2枚を1周しか聞いてないんだけど、確かに初期のような骨太感は薄れていると思うなぁ。だからといって失われたとは思わないし、別の表現を模索して、形にしている感じが伝わってきて、悪くないと思うけどなぁ。ブルースやロックを軸足に、ポップスな感じにも挑戦して形にしてるって感じで。キーボードが脱退しちゃって4人でやってるけど、コロナ禍のなかでも配信でライブをやってたりしたんだ。そのことに気づかなくて申し訳ないって感じですよ。個人的にはもうちょっと評価されてもいいと思うバンドです。
posted by てつりん at 23:45| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月29日

リトル・トーキョー劇場版を観てきた

 中島みゆきの夜会を、映画館で観てきました。公式サイトはこちらから。
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 みゆきのM。館内はわたしだけの貸切状態でした。土曜の夜だったのになぁ。まぁいいけど。
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 こういう企画は過去にもあって、でも気づいたら終わってて見逃してました。確か過去には夜会の別の作品と、夜会工場のライブもやってたはずなんだ。

 夜会は、よくミュージカルと比較される気がするけど、どっちも観たことある者からしたら、中島みゆき自身が言うとおり、ミュージカルとは別の、夜会というものだな。二郎はラーメンのようなものというよりは、二郎という食べ物なんだという話に近いと思う。

 で、内容。なんか、カラッと明るくて(話の本質は必ずしも明るいものではないが、明るいと思わせるものが随所にある)、そして話がシンプル。わかりやすい。夜会とはなんぞや?と思っている人には、特におすすめだな。そしてすべてが崩壊したという状況にありながらも、前向きな前途を予感させる形で物語が終わるのでね。最後の、さぁ、新しい出発だという内容の曲がまさにそれ。今回はそうでもないけど、基本夜会は新曲で構成され、その新曲をどう舞台表現を通して伝えるのかという実験的なコンセプトがあるので、曲についてはこういう言い方しかできないのです。リアルで観て、パンフを買えば、楽譜と歌詞が載ってたらしいけどね。最後の曲は、「記憶」じゃないけど、CD化してほしいなぁ。「記憶」同様、夜会だけの場に閉じ込めておくのはもったいないと思うような名曲ですよ。


なかなかネットには落ちてない「記憶」の、まぁ悪くないかなってバージョン

 でありながら、今作については既存の曲も入っているのがまた興味深い。冬季閉鎖になるホテルの中にあるリトル・トーキョーというライブステージが舞台だからってのもあるかなぁ。これを観たことによって、今年観た中島みゆきのライブに対して思った、「なんでフルコーラスでやらない曲があるんだろう?」という問いの答えがあるような気がしたなぁ。ちなみに中島みゆき本人は、「なんでライブでは、CD通りに歌わなくてはいけないんだろう?」って疑問を持っているらしい。確かに夜会の場においては、全部歌わなくても伝わるものは伝わるなぁ。

 というわけで、ライブと夜会の両方を観て、中島みゆきの奥深さがようやくわかるということを、改めて実感しました。ライブがとんとごぶさた、というか最後のツアーが時節柄途中で終わったのが惜しくてなりません。そして夜会も、長らくごぶさたではありますが、またナマで観たくなったのでした。
posted by てつりん at 23:18| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月12日

結果オーライでありますように

 まだコロナウイルスがここまでの話題になっていなかった頃。中島みゆきのツアーのチケットを奇跡的に当てまして、行ってきました。調べたところ、8年ぶりでしたね。
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 ちなみに今のところ2月26日を最後に、以降の公演はすべて行われていません。そして、開催見送りになって振替が決まっているものと、開催見送りのままになっているものがあります。どうなってしまうんだろうか。

 機材輸送車の数々。特にラッピングとかしてある感じではなかったなぁ。
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 中のおたよりコーナーはこんな感じでした。わたしも書いたけど、読んでもらえなかったなぁ。まぁ後日、とんでもないものを引き当てたから、それはそれでいいんでしょう。
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 あっ、入国スタンプも押しましたよ。
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 ライブの中身について、ネタバレにならない程度に。誰のライブにもあるような、開演前の高揚感の入り混じったような、ざわついた雰囲気はなかったなぁ。一方で、開演前のもうすぐ始まるぞという空気も含めて、観客一同が固唾を飲んで待っているという感じの緊張感、緊迫感があった。あまりにひさしぶりなので、中島みゆきのライブがそういう感じだったのかどうなのかも忘れちゃったなぁ。もしかしたら、わたしも含めてこれが中島みゆき最後のライブ鑑賞になるんだという思いから、そうした緊張感が出てきたんだろうか。そうして始まったあいさつがわりな感じの1曲。ライブをする側の思いを感じたなぁ。

 その後休憩が入るまでの前半は、デビューからこれまでのキャリアをざっくりと振り返る感じの構成でした。ホントに、ものすごくざっくりとでしたけどね。この曲で世に出てきたとか、この曲がヒットしたとか、この曲がドラマの主題歌になって(これ以上書くとネタバレになるので自主規制)、あんなことやらこんなことやらがあったとかね。そうそう、ドラマではない番組の主題歌の話もしてたなぁ。それでわたしのMacでも聴こうと思ったら、なんの間違いか取り込まれていなかった・・・。そして途中で気がついたんだけど、前半はフルコーラスではない。フルコーラスで聴きたかったなぁという思いと、これまでのキャリアをざっくりと振り返る構成だからこそ、あえてフルにしなかったのかもという思いが交錯する、不思議な後味を残すものでした。歌詞に相当こだわって作り込んでいると思うからこそ、フルコーラスじゃないってのは意外だったなぁ。歌謡曲やアイドル系ではない、アーティスト系やシンガーソングライター系の人がテレビの歌番組に出ないのは、フルコーラスでやれないからだって聞いたこともあったので、ちょっとした衝撃でしたよ。

 休憩以降の後半はフルコーラスでした。もしかしたら2時間きっちりに収めたかったってのもあるかも知れないな。個人的には3時間半くらいあっても、全然平気なのですが(笑)。ちなみに終演後にセットリストが掲示されるのですが、M14の次がM16になっている。あっ、モザイクかけてありますが、マニアは雰囲気で曲名がわかるかもよなので注意ね。これは、当初存在したM15がカットされちゃったことによるものだそうです。このことはMCでも触れられていましたが、その超有名曲をカットですか・・・。そのぶんおたよりを多く読みたかったらしいんだけどね。2020041103.jpg

 そうそう、これは大事なネタバレを。パンフを買ったら、開演前に開かないほうがいいかもよ。上の黒い掲示が、紙になったものが挟み込まれています。
posted by てつりん at 14:07| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする